人気光回線サービス、GMOとくとくBBが提供する低価格プランのとくとくBB光mini。 2023年に登場したばかりなので、本当に安いのかを知りたい人や、速度や通信制限に関する評判が気になる人も多いのではないでしょうか。 今回は、とくとくBB光miniの月額料金などの情報・GMOとくとくBB光との違い・メリット・デメリット・申込みから開通までの流れなどを総合的かつ徹底的に解説します。 とくとくBB光miniの詳細を知りたい人や契約を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
朝日新聞でも紹介された通信サービスの専門家。2012年から、デパートや大手家電量販でスマホ、モバイルWi-Fiルーター、光回線の販売を行なう。販売の現場で、通信業界の複雑さを痛感。「複雑な通信業界をわかりやすく伝えたい」という想いから、月間60万PVの通信サービス専門のWebメディア「XERA」を運営。2019年度バリューコマースMVPを受賞。現在は、通信サービスの専門家の立場から「livedoor Choice」など複数のWebメディアの記事の監修を行なう。「マイベストプロ」にも掲載中。監修者について続きを表示 ▼
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目次
とくとくBB光miniとは?
とくとくBBmini
「参照:とくとくBB光mini」
とくとくBB光miniは、2023年2月からGMOインターネットグループ株式会社が提供をはじめたインターネット接続サービスです。 月額料金や工事費などの初期費用の詳細は、以下を参照してみてください。
項目 | 概要 |
---|---|
月額料金 | 戸建て:4,400円マンション:3,300円 |
工事費 | 戸建て:26,400円(派遣工事なし:2,200円)マンション:25,300円(派遣工事なし:2,200円) |
ルーターレンタル料(月額) | 330円 |
通信速度 | 下り:355.45Mbps上り:260.18Mbps(公表値) |
契約期間・解約違約金 | なし |
対応エリア | 全国(フレッツ光エリアと同様) |
月額料金が安いことが大きな特徴ですが、一方で回線が混雑しているときには通信速度が制限されてしまう点に注意が必要です。 次の項目では、基本プランであるGMOとくとくBB光ととくとくBB光miniにはどのような違いがあるのかを確認していきましょう。 基本プランのGMOとくとくBB光の評判については『GMOとくとくBB光(GMO光アクセス)の評判は胡散臭い?悪い口コミ・良い口コミまとめ』をご覧ください。
とくとくBB光miniとGMOとくとくBB光の違いは?
とくとくBBmini
とくとくBB光miniとGMOとくとくBB光の違いは、以下の2つです。
- 月額料金
- 通信速度
月額料金は、とくとくBB光miniが戸建て4,400円・マンション3,300円、GMOとくとくBB光は戸建て4,818円・マンション3,773円です。 とくとくBB光miniのほうが400円ほど安くなりますが、とくとくBB光miniはレンタルルーター代で月額330円がかかる点に注意が必要です。 また通信速度は基本的に同じですが、とくとくBB光miniは混雑時には回線速度が低下します。詳細は以下を参照してみてください。
とくとくBB光miniの制限時の速度は遅い?口コミ紹介
とくとくBB光miniは登場して間もないサービスのため、2024年時点での口コミはほとんど見られません。 とくとくBB光miniが制限時にどのくらいの速度になるかについては、公式では明記されていません。 また具体的な時間帯も指定されていません。ただ、基本的にインターネットが利用されることの多い夜間に通信制限がかかる可能性があると考えてよいでしょう。 そのため、とくとくBB光miniは夜間にインターネットを頻繁に利用する人にはおすすめできません。 昼間にネットを使うことが多い人や、そもそもインターネットをそこまで利用しない人には、悪くない選択肢だといえます。
とくとくBB光miniの月額料金はそれほど安くはない
とくとくBBmini
とくとくBB光miniの月額料金は安めではあるものの、劇的に安くなるわけではありません。 GMOとくとくBB光の月額料金と比べてみると、とくとくBB光miniが戸建て4,400円・マンション3,300円、GMOとくとくBB光は戸建て4,818円・マンション3,773円。 とくとくBB光miniのほうが戸建て418円・マンション473円安くなります。 ただ月々400円ほどとはいえ、年額に直せば約5,000円安くなるため、1ヶ月強分の月額料金が相殺されるならば安いと考えてもよいでしょう。 ただし、とくとくBB光miniは月額330円のレンタルルーター代がかかります。そのため、実質的な月額は100円程度しか安くなりません。 以上のことから、とくとくBB光miniは月額料金を少しでも抑えたい人には向いているといえるでしょう。
とくとくBB光miniのメリット
とくとくBBmini
とくとくBB光miniのメリットには、以下の5つがあります。
- GMOとくとくBBよりも月額料金が安い
- 乗り換え時のキャッシュバックが高額
- プラン変更してもキャッシュバックの受け取りは可能
- 通常プランへ簡単に切り替えられる
- 工事費実質無料
- 契約期間の縛りなしで解約違約金も0円
各項目の詳細を、次の項目で解説します。重複する内容もありますが、ぜひ一読してみてください。
GMOとくとくBBよりも月額料金が安い
実質月に100円程度の差だとしても、GMOとくとくBBよりもとくとくBB光miniのほうが月額料金が安い点はメリットだといえるでしょう。 数百円程度の出費を気にしない人であればそれほどメリットはありませんが、通信費を少しでも抑えたい人にとっては、月額料金の安さは魅力的です。
乗り換え時のキャッシュバックが高額
とくとくBB光miniでは、最大58,000円のキャッシュバックキャンペーンが開催されています。キャッシュバックは大きく分けて、申し込み者全員がもらえる5,000円のキャッシュバックと、他社の解約違約金や工事費残債を一律で50,000円キャッシュバックしてくれる特典の2つがあります。 50,000円のキャッシュバックは解約金や工事費残債の金額に関わらずもらえるため、他社光回線からの乗り換え契約の場合はかなりお得になるといえるでしょう。一方、新規契約は5,000円のみのため、それほどメリットは感じられません。 ちなみに、キャッシュバックはGMOひかりテレビの契約で5,000円増額、GMOひかり電話で3,000円の増額になります。
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プラン変更してもキャッシュバックの受け取りは可能
とくとくBB光miniの解約違約金キャッシュバック受け取り時期は、開通月を1ヶ月目として11ヶ月目に30,000円と23ヶ月目20,000円の2回です。 このキャッシュバックは、とくとくBB光miniからGMOとくとくBB光にプラン変更をしていても適用されます。 もしとくとくBB光miniを利用していて満足できなくて切り替えた場合でもキャッシュバックされるため、大きなメリットだといえるでしょう。
通常プランへ簡単に切り替えられる
とくとくBB光miniからGMOとくとくBB光への切り替えは、会員ページから簡単に行うことが可能です。 また前日17時までに手続きをすれば、当日に切り替えが完了するスピーディーさも魅力。気軽にプラン変更ができるので、お試し的にとくとくBB光miniを利用してみるといった使い方もできます。
工事費実質無料
とくとくBB光miniの開通工事費は、戸建て26,400円・マンション25,300円です。派遣工事がない場合は、いずれも2,200円の無派遣工事費がかかります。工事費は36回払いですが、とくとくBB光miniに契約している期間中は分割払い相当額が月額料金から割引されます。つまり、36ヶ月継続して契約すれば、工事費は一切かかりません。ただし、36ヶ月以内に解約すると工事費の残債を支払う必要が生じるため注意してください。
契約期間の縛りなしで解約違約金も0円
とくとくBB光miniには、最低契約期間や解約違約金はありません。 いつ解約しても0円なので、他社に乗り換えたり契約を停止したりしても余計な出費が発生しない点はメリットだといえるでしょう。 ただ上述したとおり、工事費の残債がある場合は一括で請求されるため、解約する際はどの程度の支払い分が残っているかは必ず確認しておきましょう。
とくとくBB光miniのデメリット
とくとくBB光miniにはメリットだけではなく、以下のデメリットがあります。
- 有料のレンタルルーターの利用が必須
- 新規の場合のキャッシュバックはそれほどお得ではない
各項目を、詳しく解説します。
有料のレンタルルーターの利用が必須
とくとくBB光miniでは、月額330円のレンタルルーターの利用が必須です。 とくとくBB光miniのメリットは月額料金の安さですが、レンタルルーター代を考慮すると、GMOとくとくBB光に比べて約100円ほどしか安くならない計算です。 低料金の利点がルーター代で相殺されてしまうのは、デメリットだといえるでしょう。 また、すでにルーターを持っている人や使用したいルーターが決まっている人にとっては、レンタルルーター代は余計な出費でしかありません。 この点もデメリットになりうる可能性があります。
新規の場合のキャッシュバックはそれほどお得ではない
とくとくBB光miniを新規で契約する場合のキャッシュバックは、5,000円です。 基本的に新規契約は乗り換えに比べてキャッシュバック金額は少なめですが、そのなかでもとくとくBB光miniは安いほうだといえます。 キャッシュバックに代表される現金で還元されるようなキャンペーンを利用したい人にとっては、新規契約でのキャッシュバック金額の低さはデメリットになるでしょう。
とくとくBB光miniを最もお得に利用できるのは公式サイト
とくとくBBmini
とくとくBB光miniを最もお得に契約できるのは、「公式サイト」からの申し込みです。 とくとくBB光miniの公式サイト(キャンペーンサイト)から申し込めば、工事費実質無料やキャッシュバックキャンペーンの適用対象になります。 そのため、とくとくBB光miniを契約したい場合は必ず公式サイトから申し込むようにしましょう。 また、キャンペーンの期間や内容は急に変更になるケースがあるため、期間や特典内容もあわせて確認しておくと間違いがありません。
とくとくBB光miniがおすすめなのは夜間にネットをそれほど使わない人
とくとくBB光miniは、以下のような人におすすめできる光回線です。
- 夜間にネットをそれほど使わない人
- 1円でも安く月額料金を抑えたい人
- ネットの速度にそれほどこだわりがない人
とくとくBB光miniは回線混雑時に通信制限がかかるため、混雑しにくい夜間にネットをそれほど使わない人に向いています。また通信速度にこだわりがなく、通信制限時の遅さを気にしないのであれば、十分検討に値します。 また実質100円程度とはいえ、GMOとくとくBB光に比べて月額料金が安くなるため、とにかく安くネットを使いたい人にはおすすめできるといえるでしょう。
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とくとくBB光miniは快適にネットをしたい人にはおすすめできない
とくとくBB光miniがおすすめできない人は、以下のタイプが当てはまります。
- 通信速度を重視する人
- インターネットの利用時間が多い人
- 新規でお得に光回線を契約したい人
通信速度を重視する人や、夜間などの混雑しやすい時間帯にネットをよく使う人は、とくとくBB光miniには向いていないといえるでしょう。 また新規で契約する際のキャッシュバック金額が少ないため、新規でできるだけお得に契約したい人もおすすめできません。
とくとくBB光miniの申込み方法
とくとくBB光miniの申込み方法は、以下の手順で行います。
- ①Webまたは電話で申し込む
- ②2〜3日以内にとくとくBBからメールで工事日確定の連絡がくる
- ③工事予定日の約1週間前にルーターが発送される
- ④開通工事が行われる
- ⑤工事完了後にWi-Fiルーターを接続し、30分待てば開通
上記は新規の場合で、乗り換えの場合は転用承諾番号か事業者変更承諾番号の取得が必要です。 現在、NTT東日本・西日本のフレッツ光を利用している人は転用承諾番号を取得しましょう。取得の申込みは、以下を参照してみてください。
現在、フレッツ光以外の光回線を利用している人は、契約先の光回線で事業者変更承諾番号を取得しましょう。取得方法は、利用先の光回線の公式サイトやマイページを参照してみてください。
とくとくBB光miniの解約やプラン切り替え方法を解説
とくとくBB光miniの解約は、「BBnavi」から行います。トップメニューから「その他接続サービス」を選択肢、削除したいサービスを選んで「次へ」をクリックし、解約の手続きを済ませてください。 ちなみに、解約の申請は毎月20日が締め切りです。それ以降の解約申請は次月に持ち越されるので早めに連絡しておくとよいでしょう。解約月の料金は日割りにならず、満額請求されます。 プランの切り替えも、「BBnavi」から可能です。
まとめ
今回は、とくとくBB光miniの月額料金などの情報・GMOとくとくBB光との違い・メリット・デメリット・申込みから開通までの流れなどを解説しました。 とくとくBB光miniはGMOとくとくBB光に比べて月額料金が少しだけ安くなるため、少しでも通信料を抑えたい人におすすめです。一方、混雑時には通信制限がかかるためインターネットをよく利用する人には向いていません。 とくとくBB光miniを契約するときには、メリットとデメリットを天秤にかけて、自分にあっているかどうかをしっかりと確認しておくとよいでしょう。
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福岡県出身。早稲田大学在学中にネット回線メディア立ち上げた。2013年に大学卒業後、大手通信会社に就職。ネット回線・携帯の販売業務を経験後、販売企画戦略マネージャーとして従事。2020年3月に独立し、ネット回線メディアの拡大中。記事を読んだ方が「一番最適な光回線を選べること」や「快適にインターネットを使えるようになる」ことを目的にサイトを運営しています。所有資格はネットワークスペシャリスト。X(Twitter) 執筆者について続きを表示 ▼