
楽天ひかりでWi-Fiルーターを利用する方法は「レンタル」するか「市販で購入」するかの2つがあります。 結論を先に言うと、楽天ひかりが提供するルーターはレンタル料金が高く、スペックもそこまで優れていないので、レンタルよりも市販のルーターを購入する方がお得です。 ただ、市販で購入する場合は楽天ひかりのIPv6に対応しているかの確認や、自分の利用状況に合ったものを選ぶ必要があります。 この記事では、レンタルよりも市販ルーターの購入をおすすめする理由から、実際に選ぶべきWi-Fiルーターまで全て紹介しています。 ちなみに、2020年8月1日までは楽天ひかり公式サイトでWi-Fiルーターのプレゼントキャンペーンを実施しているので、新規で申し込む方は自前で用意しなくても大丈夫です。
楽天ひかりWi-Fiルーターの基礎知識
楽天ひかりを利用するうえで必要になるルーターは、「ONU(光回線終端装置)」と「Wi-Fi(無線LAN)ルーター」の2つです。 簡単に説明すると、ONUは光回線をパソコンやその他機器に直接つなぐためのルーターで、Wi-Fiルーターは無線LANを利用してスマホなどに接続するためのルーター。 ONUは開通工事の際に業者が設置してくれますが、、Wi-Fiルーターは楽天ひかりでレンタルするか、市販のルーターを購入するかして自分で用意する必要があります。 この記事では楽天ひかりのルーターをレンタルする場合と市販で購入する場合で比較しています。ただ、これから申し込む人はWi-Fiルーターが無料で貰えるのでお得です。
新規申し込みならWi-Fiルーターがプレゼントされる
2020年8月1日までは楽天ひかりの公式サイトでWi-Fiルーターのプレゼントキャンペーンが実施されているのでお得になります。 ただ、ルーターが送られてくるのは工事が完了してから8日ほど経ってからです。 手元にWi-Fiルーターがない人は、せっかく楽天ひかりが開通したのに1週間ほどネットが使えないということなので、自分で市販ルーターを購入した方がすぐ利用できます。
楽天ひかりルーターは市販での購入がお得
結論、楽天ひかりでWi-Fiルーターを利用する場合、以下3つの理由からレンタルよりも市販のルーターを購入する方がお得です。 1.レンタルは料金が高い 2.市販ルーターの方が高性能 3.どちらもIPv6の設定が必要
レンタルは料金が高い
楽天ひかりで提供されているWi-Fiルーターのレンタル料金は月額300円です。 契約期間は3年なので、3年間利用すると合計で10,800円かかるという計算になります。 楽天ひかりの提供ルーターは市場では販売されていないので正確な価格は分かりませんが、同程度のスペックが搭載されているWi-Fiルーターだと楽天市場で4,800円~5,800円で購入できます。(参照元:楽天市場) つまり、楽天ひかりでレンタルするよりも自分で市販のルーターを購入した方が圧倒的に安く済むということです。
市販ルーターの方が高性能
市販で購入すると、楽天ひかり提供のルーターよりも高性能なルーターが選べます。 楽天ひかりは理論値として最大1Gbps(1,000Mbps)の速度が出る光回線ですが、提供されているWi-Fiルーターの最大速度は867Mbpsしか出ないので遅くなってしまいます。 そのため、安定した速度でネットを使いたい人は高性能なルーターを購入した方が安心です。
楽天ひかり提供 | 市販 | |
---|---|---|
![]() | ![]() | |
製品名 | Aterm WG1200HS4(NE) | WSR-2533DHP2 |
最大速度 | 867Mbps | 1,733Mbps |
アンテナ数 | 2×2 | 4×4 |
このように、楽天ひかり提供のルーターはNEC製のWG1200シリーズとして人気ですが、少し古いモデルになるのでスペックが劣ります。 最大速度だけでなく、電波を繋がりやすくするためのアンテナ数も比較的少ないです。後ほど、楽天ひかりでおすすめの市販ルーターを紹介するのでご覧ください。
どちらもIPv6の設定が必要
楽天ひかり提供のルーターでIPv6を接続するには設定が必要になります。 一般的な光回線で提供されているWi-Fiルーターは自動でIPv6に接続してくれる場合が多く、だからこそ設定が必要な市販ルーターよりも申し込む人が多いです。 しかし、楽天ひかりではどのWi-Fiルーターを利用したとしても設定しないとIPv6が使えないので、レンタルするメリットがほとんどないと言えます。 IPv6の設定方法はメーカーによって異なるのでこちらを参考にしてください。
楽天ひかりのおすすめWi-Fiルーターは?
楽天ひかりの市販ルーターを選ぶときのポイントと、おすすめのルーターについてお伝えします。
市販ルーターの選び方
市販ルーターを選ぶときのポイントは、「IPv6対応か?」「価格」「スペック」の3点です。
楽天ひかりのIPv6対応か?
まずは、楽天ひかりのIPv6に対応したWi-Fiルーターを選ぶことが1番重要です。 楽天ひかりは2020年4月下旬にIPv6に対応したばかりなので、パッケージにIPv6対応と書かれているルーターでも動作確認が取れていない場合があるので注意しましょう。 公式サイトに掲載されている動作確認済みのルーター機種を以下にまとめました。
●NEC
WG1200HS4
●バッファロー
WXR-5950AX12、WTR-M2133HS、WTR-M2133HP、WRM-D2133HS、WRM-D2133HP、WSR-2533DHP3、WSR-2533DHP2、WSR-A2533DHP3、WSR-A2533DHP2、WXR-1900DHP、WXR-1900DHP2、WXR-1900DHP3、WXR-1901DHP3、WXR-1750DHP2、WXR-1751DHP2、WXR-2533DHP2、WXR-2533DHP
●アイ・オー・データ機器
WN-TX4266GR、WN-AX2033GR2、WN-AX1167GR2、WN-DX2033GR、WN-DX1167R、WN-DX1167GR、WN-SX300GR、WN-SX300FR
●TP-Link
Archer A2600
参照元:楽天ひかり公式サイト
WG1200HS4
●バッファロー
WXR-5950AX12、WTR-M2133HS、WTR-M2133HP、WRM-D2133HS、WRM-D2133HP、WSR-2533DHP3、WSR-2533DHP2、WSR-A2533DHP3、WSR-A2533DHP2、WXR-1900DHP、WXR-1900DHP2、WXR-1900DHP3、WXR-1901DHP3、WXR-1750DHP2、WXR-1751DHP2、WXR-2533DHP2、WXR-2533DHP
●アイ・オー・データ機器
WN-TX4266GR、WN-AX2033GR2、WN-AX1167GR2、WN-DX2033GR、WN-DX1167R、WN-DX1167GR、WN-SX300GR、WN-SX300FR
●TP-Link
Archer A2600
参照元:楽天ひかり公式サイト
NEC製は楽天ひかりで提供されているルーターのみ確認できています。他にも3つのメーカーの機種がありますが、なかでもバッファロー製が1番有名で人気があります。 選べる機種も多いので、市販のルーターを購入するならバッファロー製が良いでしょう。
価格とスペック
市販で購入できるWi-Fiルーターの価格は3,000円~20,000円と幅広く、高ければ高いほどスペックが優れています。 大体の目安として、一人暮らしなら5,000円前後のルーターで問題なく利用できて、家族で住んでいる場合は1万円前後のルーターで快適に利用できると考えてもらえれば大丈夫です。 2万円近くのルーターになってくると、オンラインゲームをする人向けになってくるので、そこまでのスペックは必要ないでしょう。
結論:バッファロー製のWSRシリーズがおすすめ
まとめ
ここまで紹介してきたように、楽天ひかりでWi-Fiルーターを利用するならレンタルするよりも市販のルーターを購入する方がお得です。 新規申し込みのキャンペーンで楽天ひかり提供のルーターをもらうこともできますが、開通してから届くまでに8日程度かかってしまうので注意してください。 この記事が、これから楽天ひかりを利用する方々のお役に立てれば幸いです。

監修者N
ソフトバンク光、auひかり、ドコモ光といった光回線の営業経験を生かして、インターネットの基本的な知識をはじめ、ネット回線の選び方など役立つ情報を紹介しています。2021年の現在も某ブロードバンド事業者と太いパイプを持ち最新の情報発信に努めています。