フレッツ光マンションタイプの料金や速度は?契約するにはどうしたら良いの?とフレッツ光について気になっていませんか。 フレッツ光は戸建てタイプとマンションタイプに分かれていて、基本的にマンションやアパートなどの集合住宅にお住まいの方向けのタイプが「マンションタイプ」となります。 ただし、フレッツ光のマンションタイプは、住んでいる建物の設備によって月額料金・通信速度が大きく変わるので、事前に確認しておくことが非常に重要です。 この記事ではマンションでフレッツ光を契約しようか悩んでいる方へ、料金プラン・確認方法・申し込みの流れを詳しく紹介します。
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朝日新聞でも紹介された通信サービスの専門家。2012年から、デパートや大手家電量販でスマホ、モバイルWi-Fiルーター、光回線の販売を行なう。販売の現場で、通信業界の複雑さを痛感。「複雑な通信業界をわかりやすく伝えたい」という想いから、月間60万PVの通信サービス専門のWebメディア「XERA」を運営。2019年度バリューコマースMVPを受賞。現在は、通信サービスの専門家の立場から「livedoor Choice」など複数のWebメディアの記事の監修を行なう。「マイベストプロ」にも掲載中。監修者について続きを表示 ▼
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目次
フレッツ光マンションとは?
フレッツ光のマンションタイプは、お住まいのマンションの「設備」や「見込み利用戸数」によって、料金と速度が大きく変わります。
設備によって速度が変わる
ネット回線のマンションタイプは以下2種類の設備に分かれています。 ・光配線方式 ・VDSL方式 お住まいのマンションが、どちらの設備であるかにより、契約できるタイプ・最大速度が大きく変わります。
光配線方式は最大1Gbps
光配線方式のマンションとは、マンションの共有部から各部屋まで「光ファイバー」という線で配線されているマンションのことです。築浅のマンションでは光ファイバーになっていることが多いです。 この場合は「最大1Gbps」もしくは「最大200Mbps」の速いタイプが契約できます。 光配線方式のマンションで契約できるマンションタイプは以下になります。より速い最大1Gbpsのプランを契約しましょう。
東日本エリア・ギガマンション・スマートタイプ:1Gbps・マンション・ギガラインタイプ:1Gbps・マンション・ハイスピードタイプ:200Mbps
西日本エリア・マンション・スーパーハイスピードタイプ 隼:1Gbps・マンション・ハイスピードタイプ:200Mbps
西日本エリア・マンション・スーパーハイスピードタイプ 隼:1Gbps・マンション・ハイスピードタイプ:200Mbps
VDSL方式は最大100Mbps
VDSL方式のマンションとは、マンションの共有部から部屋までの配線が「VDSL」という電話回線で配線されているマンションになります。多くのマンションでVDSL方式が採用されています。 VDSL方式のマンションの最大速度は100Mbpsなので、どんなに高性能なWi-Fiルーターを使っても100Mbpsが限界です。 VDSL方式のマンションで契約できるタイプは、NTT東日本/西日本エリア共通で「フレッツ光ネクスト マンションタイプ」一択になります。 「フレッツ光ライト」という従量課金制のプランも選べますが、日常的にネットを使う場合は高くなってしまうので、迷わず「フレッツ光ネクスト マンションタイプ」を契約しましょう。
利用可能戸数によって料金プランが変わる
フレッツ光のマンションタイプは、マンションの規模によってさらに3つのプランに分かれます。 1つのマンション内で見込める契約戸数が多ければ多いほど安くなる仕組みとなっています。 16契約以上見込めるマンションであれば最も安い「プラン2」が契約できます。
ミニ | プラン1 | プラン2 | |
---|---|---|---|
見込み 利用戸数 | 4戸以上 | 8戸以上 | 16戸以上 |
月額料金 | 5,000円前後 | 4,000円前後 | 3,500円前後 |
ただし、上記の見込み利用戸数はあくまで目安のようで、戸数が多いからといって必ずプラン2になることはありません。 実際にお住いのマンションがどのプランになるのかは後程紹介する「プランの確認方法」をご覧ください。
フレッツ光のマンションタイプの料金
フレッツ光のマンションタイプの料金は「エリア・マンション設備・利用可能戸数」によって大きく変わります。 また、500円~1,200円のプロバイダ利用料、開通工事費もかかるのでそれらも頭に入れて申し込みましょう。
東日本エリア
NTT東日本エリアで契約できるマンションタイプは以下の4タイプです。
光配線方式 | VDSL方式 |
---|---|
ギガマンション・スマートタイプ マンション・ギガラインタイプ マンション・ハイスピードタイプ | マンションタイプ |
VDSL配線方式の場合は「マンションタイプ」一択ですが、光配線方式の場合はいくつか選べますが「ギガマンション・スマートタイプ」が最もお得です。 どのプランも基本的には契約期間はありませんが、毎月-100円割引になる「2ねん割」という割引を適用させると2年契約になります。
ギガマンション・スマートタイプ
ギガマンション・スマートタイプは、光配線方式のマンションで契約できる最大1Gbpsのプランです。唯一Wi-Fiルーターレンタルがセットになっています。 光配線方式のマンションの中で最も主流プランなので、電話などで申し込む場合はだいたいこのプランが案内されます。
設備 | ミニ | プラン1 | プラン2 |
---|---|---|---|
月額料金 (2ねん割適用) | 4,250円 | 3,650円 | 3,250円 |
ギガ・スマート割 | -200円 | -200円 | -200円 |
総額 | 4,050円 | 3,450円 | 3,050円 |
通常料金は3,350円~ですが、このプラン限定の「ギガ・スマート割」という割引によって3,050円~利用できることから、光配線方式の中で最もお得なプランといえます。
マンション・ギガラインタイプ
マンション・ギガラインタイプは、光配線方式のマンションで契約できる最大1Gbpsのプランです。
設備 | ミニ | プラン1 | プラン2 |
---|---|---|---|
月額料金 (2ねん割適用時) | 3,950円 | 3,350円 | 2,950円 |
Wi-Fiルーターレンタルがセットになっていないので、Wi-Fiルーターを持っていない方は先ほど紹介した「マンション・ギガラインタイプ」を契約しましょう。
マンション・ハイスピードタイプ
マンション・ハイスピードタイプは、光配線方式だけど最大速度が200Mbpsと決められているプランです。
設備 | ミニ | プラン1 | プラン2 |
---|---|---|---|
月額料金 (2ねん割適用時) | 3,750円 | 3,150円 | 2,750円 |
最大1Gbpsのプランと200円くらいしか変わらず、Wi-Fiルーターレンタルもセットになっていないので、この「マンション・ハイスピードタイプ」を選ぶ方は少ないようです。
マンションタイプ
マンションタイプは、VDSL方式のマンションで契約できる最大100Mbpsのプランです。 VDSL方式のマンションで契約できるのは、この「マンションタイプ」一択になります。
設備 | ミニ | プラン1 | プラン2 |
---|---|---|---|
月額料金 (2ねん割適用時) | 3,750円 | 3,150円 | 2,750円 |
速度が不安な方はこのページの最後で紹介している速度が遅い時の対処法をご覧ください。あ、今は引っ越したのでフレッツ光のマンションタイプなので快適。
— Loyer (@lrf_namasatau) May 24, 2020
西日本エリア
NTT東日本エリアで契約できるマンションタイプは以下の3タイプです。光配線方式 | VDSL方式 |
---|---|
マンション・スーパーハイスピードタイプ 隼 マンション・ハイスピードタイプ | マンションタイプ |
光配線方式の2つのタイプ
光配線方式のマンションで契約できるタイプは以下の2つです。 ●マンション・スーパーハイスピードタイプ 隼 ●マンション・ハイスピードタイプ
タイプ | 速度 | ミニ | プラン1 | プラン2 |
---|---|---|---|---|
マンション・スーパーハイスピードタイプ 隼 | 最大1Gbps | 4,345円 | 3,575円 | 3,135円 |
マンション・ハイスピードタイプ | 最大200Mbps |
速度は「最大1Gbps」と「最大200Mbps」なので大きく違いますが、料金は変わらないのでプランが選べる場合は「マンション・スーパーハイスピードタイプ 隼」の方を選択しましょう。
マンションタイプ
マンションタイプは、VDSL方式のマンションで契約できる最大100Mbpsのプランです。 VDSL方式のマンションで契約できるのは、この「マンションタイプ」一択になります。
タイプ | ミニ | プラン1 | プラン2 |
---|---|---|---|
はじめ割 適用料金 | 3,685円 | 2,915円 | 2,475円 |
別途プロバイダ利用料がかかる
フレッツ光を契約するだけではネットを利用することはできません。 フレッツ光とおうちのインターネットを繋ぐ役割をしてくれる「プロバイダ」の契約が必須になります。プロバイダ利用料は月額500円~1,000円程度です。 以下はフレッツ光の主流プロバイダです。サービス面での違いはとくにないので「月額料金」や「特典」をメインに選びましょう。
プロバイダ | 月額料金 | 特典 |
---|---|---|
BBexcite | 500円 | ー |
plala | 800円 | 1ヶ月無料 35ヵ月500円 |
BIGLOBE | 900円 | 36ヵ月500円 |
DTI | 680円 | 23ヵ月475円 |
WAKWAK | 800円 | 23ヵ月500円 |
@nifty | 950円 | 16ヵ月無料 |
AsahiNet | 700円 | 11ヵ月間500円 |
So-net | 900円 | 11ヵ月700円 |
hi-ho | 890円 | 3ヵ月無料 |
OCN | 900円 | ー |
プロバイダはフレッツ光と別事業者ですが、フレッツ光申し込み時に一緒に申し込むこともできるので、後程くわしく申し込み方法を紹介します。 フレッツ光のプロバイダについて詳しくはこちらをご覧ください。
開通工事費
フレッツ光をマンションで利用するには開通工事が必要です。 工事費はエリアやマンションタイプによって変わり「一括」または「30分割」を選ぶことができます。
タイプ | 一括 | 分割 | |
---|---|---|---|
東 日 本 | 全タイプ共通 | 15,000円 | 初回3,000円 2回目以降440円×30回 |
西 日 本 | スーパーハイスピードタイプ 隼 ハイスピードタイプ | 16,500円 | 初回3,000円 2回目以降440円×30回 |
マンションタイプ | 8,360円 | 初回1,760円 2回目以降220円×30回 |
Wi-Fiルーターレンタル料
「ギガマンション・スマートタイプ」以外のタイプを契約する方は、Wi-Fiルーターを自身で購入するか、レンタルする必要があります。
Wi-Fiルーターレンタル料●東日本:750円●西日本:385円※西日本エリアの場合はWi-Fiルーターではなく、ホームゲートウェイレンタル275円+無線LANカード110円になります。
レンタル料は「東日本750円」「西日本385円」かかるので、長期的にフレッツ光を利用する場合は家電量販店で購入することをオススメします。バッファローやNECなど多くのメーカーでフレッツ光に対応したWi-Fiルーターを提供しています。
フレッツ光マンションタイプの確認方法
お住いのマンションがどのタイプになるのか「WEB」または「電話」での確認方法を紹介します。
NTT東日本/西日本公式サイトで確認
WEBで確認する場合はNTTの公式サイトのエリア確認ページ(東日本エリア・西日本エリア)で住所を入力しましょう。 マンションタイプが契約できると判断された場合は以下のように契約可能プランが表示されます。フレッツ光公式サイト
1番一般的な料金プランが大きく表示されますが、上記赤枠内のプランも選べます。 マンション名が表示されない場合は、以下の「該当の建物がない」を選択しましょう。翌日に電話で契約可能なマンションタイプを教えてくれます。フレッツ光公式サイト
電話で確認
電話で確認する場合はNTT東日本/西日本の窓口で確認しましょう。NTT東日本/西日本共通電話番号:0120-116-116営業時間:9:00~17:00
フレッツ光マンションの申し込みの流れ
フレッツ光の申し込みは以下の3つの窓口があります。 ・NTT東日本/西日本公式サイト ・各プロバイダの公式サイト ・代理店(マンションで配布されるチラシなども代理店) プロバイダもセットで申し込めるNTT東日本/西日本公式サイトから申し込む流れを紹介します。 フレッツ光の申し込みから開通まで 1.NTT公式サイトから申し込む 2.NTTから電話が来る 3.工事が行われる 4.インターネット接続する
NTT公式サイトから申し込む
NTT東日本/西日本公式サイトから、以下の情報を入力して申し込みましょう。 ・住所を入力 ・マンション選択 ・プロバイダ選択 ・契約情報 申し込み後、利用開始までの流れが記載された「申し込み登録完了メール」が届きます。フレッツ光公式サイト
工事が行われる
マンションによって工事の要否が変わり、工事が必要と判断された場合は、申し込み後にNTT東日本/西日本から工事に関する電話が来るのでそこで予約しましょう。 工事日当日は30分~1時間程度の立ち合いのもと開通工事が行われます。ネット回線の工事について詳しくはこちらをご覧ください。 ※VDSL方式のマンションや、すでに以下のような光コンセントが設置されている場合は、工事不要になるケースが多いです。フレッツ光公式サイト
インターネット接続する
工事不要な場合は、契約完了後にレンタル機器とセットアップガイドが届くので、案内に従って機器を設置しましょう。 ●インターネット接続に必要なもの ・セットアップガイド ・NTTから届くレンタル機器(ONUまたはホームゲートウェイ・LANケーブル・宅内配線) ・Wi-Fiルーター(NTTからレンタルまたは自身で購入)
フレッツ光マンションのその他の情報
フレッツ光をマンションで利用する前に知っておくべき情報を紹介します。
速度が遅い時の対処法は?
フレッツ光のマンションタイプが遅いという口コミは少ないですが、これから申し込む方へ快適に利用するための情報を紹介します。
フレッツ・v6オプションでIPv6を利用する
IPv6とは、ネットが混雑しやすい時間帯でも安定したネットが利用できる接続方式です。 フレッツ光でIPv6を利用するには「フレッツ・v6オプション」に加入して工事をしてもらう必要があります。 フレッツ光の申し込み手続きと一緒に申し込めば、ネットの開通工事と同時に無料で行われるので、申し込みの際に加入しましょう。 フレッツ光契約後にフレッツ・v6オプションへ加入する場合は工事費2,200円がかかります。
引越し費用
フレッツ光は引越し先で継続して利用することができますが、引っ越し先の建物によって移転工事費が変わります。 移転工事費 ●マンションからマンションへ引っ越し:9,000円(300円/月×30回) ●マンションから戸建てへ引っ越し:7,500円(250円/月×30回) また、引っ越し前の工事費の残債が残っている場合は、継続して請求されるので、2重になることを頭に言えれておきましょう。
解約方法や費用
フレッツ光の解約方法と解約にかかる費用について紹介します。解約方法
フレッツ光を解約する際は「フレッツ光の解約」と「プロバイダの解約」が必要になります。先にフレッツ光を解約してからプロバイダを解約しましょう。 フレッツ光の解約窓口 電話:0120-116116(午前9時~午後5時)
解約違約金
フレッツ光で「2ねん割」や「はじめ割」をを受けている場合は、2年契約と定められているので、更新月(25.26ヶ月目)以外に解約すると違約金が発生します。 ●東日本エリア:1,500円 ●西日本エリア:7,700円 また、契約期間のあるプロバイダを契約している場合、3,000円~5,000円の解約違約金が発生します。 フレッツ光の解約について詳しくはこちらをご覧ください。
まとめ
フレッツ光のマンションタイプについて最後までご覧いただきありがとうございます。 フレッツ光は、マンションの設備や見込み利用者数によって「料金・速度」が大きく変わるので事前にプランを確認しておくことが重要です。 この記事で紹介したマンションタイプの確認方法を行えば一発で確認できるので、フレッツ光のマンションタイプを契約する方はぜひ役立ててくださいね。 これからフレッツ光を契約する方は、プロバイダが一緒に申し込めるNTT東日本/西日本の公式サイトから申し込みましょう。
福岡県出身。早稲田大学在学中にネット回線メディア立ち上げた。2013年に大学卒業後、大手通信会社に就職。ネット回線・携帯の販売業務を経験後、販売企画戦略マネージャーとして従事。2020年3月に独立し、ネット回線メディアの拡大中。記事を読んだ方が「一番最適な光回線を選べること」や「快適にインターネットを使えるようになる」ことを目的にサイトを運営しています。所有資格はネットワークスペシャリスト。X(Twitter) 執筆者について続きを表示 ▼