
Fon光の評判は?Fon光の速度が速いって本当?などFon光のサービスについて契約前に色々知っておきたいですよね。 Fon光はNURO光が保有する回線を借りてサービスを提供している光回線なので、最大速度が2Gbpsと高速インターネットを利用することが可能です。 月額料金はマンション・戸建てともに3,980円と平均的ですが、ソフトバンクユーザーはスマホの月額が割り引かれる「おうち割光セット」が適用されるのでお得に利用することができます。 しかしキャンペーンを実施していないことや、開通までに時間がかかること、提供エリアが限られていることなど、いくつかのデメリットもあるので注意が必要です。 この記事ではFon光の評判からわかった全情報を紹介しているので是非最後までご覧ください。
Fon光とは
出典:Fon光 Fon光とは、フォン・ジャパン株式会社が提供する最大通信速度2Gbpsの光回線です。 Fon光は、最速光回線であるNURO光の回線を借りて、サービスを提供している光回線の一つなので、快適なインターネット環境が期待できるでしょう。 月額料金は、NURO光や、NURO光の回線を借りサービスを提供している他社光回線と比べると一番安く、戸建て・マンション共に3,980円で利用することができます。 しかし、他社光回線ではキャッシュバックなどのキャンペーンが実施されていますが、2021年3月現在、Fon光はキャンペーンなどを実施していません。 ちなみに、ソフトバンクユーザーはスマホの月額が毎月最大1,000円割り引かれるおうち割光セットが適用されるので、月々のトータル支出を抑えることができますよ。
最大速度2ギガ
Fon光はNURO光と同様に最大通信速度2Gbpsです。
ほとんどの光回線の最大通信速度が1Gbpsなので、Fon光はその倍の通信速度でインターネットを利用できるところがメリットといえます。
最大通信速度 | |
---|---|
Fon光 | 2Gbps |
NURO光 | 2Gbps |
ドコモ光 | 1Gbps |
ソフトバンク光 | 1Gbps |
ソネット光プラス | 1Gbps |
auひかり | 1Gbps |
さらにFon光は回線の混雑が起こりづらい独自回線を利用したサービスなので、速度の低下が比較的少なく快適に利用することができるでしょう。 速度を重視している方は、Fon光を選ぶことでNURO光と同水準の通信環境を期待できます。
おうち割光セット
ソフトバンクの携帯を使っている人は、Fon光の契約と同時にオプションの「NURO光でんわ」※月額500円に申し込むことで、スマホ料金が月額最大1000円引きになる「おうち割 光セット」が適用されます。
出典:ソフトバンク おうち割の適用には「NURO光でんわ」というオプション※月額500円に加入する必要があります。よって、契約者本人のスマホ割引額は実質最大500円となることを覚えておきましょう。 ちなみにおうち割は最大10回線まで適用されるので、家族でソフトバンクスマホを利用している場合だと月々の支出を大幅に抑えることができます。 例えば、家族5人でソフトバンクスマホを利用している場合の割引総額は月々4,500円となります。 ※(おうち割1,000円×5人分)-NURO光でんわ月500円=月額4,500円 そのため家族でソフトバンクスマホを使っている人にとっては、大変お得な割引であるといえるでしょう。 ちなみにおうち割を適用するには、別途申し込みが必要です。忘れずに対応するようにしましょう。
Fon光の料金
Fon光の月額料金は住居タイプによって変わることはありません。マンション・戸建てともに月額料金は3,980円となります。
マンションと戸建ての料金プラン
Fon光と契約者数の多い他社光回線4社と月額料金を比較したところ、戸建てタイプでは業界最安クラスのソネット光プラスに次いで安いことがわかりました。 マンションタイプに関しては、平均的な料金設定なのでお得度でいうとあまり優れているとはいえません。
マンション | 戸建て | |
---|---|---|
Fon光 | 3,980円 | |
ドコモ光 | 4,000円 | 5,200円 |
ソフトバンク光 | 3,800円 | 5,200円 |
ソネット光プラス | 2,480円 | 3,480円 |
auひかり | 2,600円 | 4,000円 |
ちなみにマンションの場合だと、オーナーや管理会社に工事の許可を取る必要があります。導入のハードルが高い上に月額料金も安くないのであまりおすすめしません。 戸建ての場合は、他社光回線と比べて比較的安くなっているので、選択肢としてはアリでしょう。
NURO光より安い
Fon光はNURO光回線と比べると、約750円も月額料金が安いです。
Fon光のほかにも、NURO光の回線を使ってサービスを提供する光回線があり、そのような回線のことをOEM回線といいます。
Fon光の月額料金はOEM回線の中で一番安く、NURO光の回線を使うサービスの中では、Fon光は月々の支出を抑えたい人におすすめの回線です。
月額料金 | |
---|---|
Fon光 | 3,980円 |
NURO光 | 4,743円 |
WUU!光 | 4,700円 |
光マッハ | 4,720円 |
Swift光 | 4,980円 |
Fon光のデメリット
Fon光は、通信最大速度2Gbpsと他社光回線のなかでも通信速度が速く、NURO光回線やOEM回線と比べると月額料金が安いため、一見お得なように思えます。 しかしFon光にはキャッシュバックキャンペーンなどがなかったり、開通工事が長かったりなどのデメリットがいくつかあり注意が必要です。 Fon光を契約する前に、知っておきたいデメリットについて説明していくので、ぜひ参考にしてください。
キャンペーンがない
Fon光は月額料金こそ安いですが、2021年3月現在、キャッシュバックなどのキャンペーンは実施されていません。
他社光回線ではキャッシュバックキャンペーンなど、さまざまなキャンペーンを実施しています。
キャンペーン | |
---|---|
Fon光 | なし |
NURO光 | キャッシュバック45,000円 OR 1年間月額料金980円 |
光マッハ | キャッシュバック45,000円 |
Swift光 | キャッシュバック20,000円 |
WUU!光 | キャッシュバック20,000円 |
特典などを含めて料金を考えると、最初の数年間はFon光より他社回線の方が料金面でお得になる可能性が高いです。
例えば、キャッシュバック額を加味したNURO光の実質料金と、Fon光の合計料金を比較した場合、5年以上利用しない限りFon光の方が高くなることが分かりました。
FON光 | NURO光 | |
---|---|---|
月額料金 | 3,980円 | 4,373円 |
キャンペーン | なし | 45,000円キャッシュバック |
1年間の合計支出 | 47,760円 | 7,164円 |
3年間の合計支出 | 143,280円 | 111,492円 |
5年間の合計支出 | 238,800円 | 256,320円 |
そのため5年間の間に引っ越しをする予定の人や、学生などにとっては、Fon光はお得なサービスとはいえないでしょう。
開通工事に時間がかかる
他社光回線は工事が1回ですが、Fon光は開通工事が2回あります。
Fon光は工事を2回行うため、開通まで最低でも約1~1か月半ほどかかり、工事の予約状況によっては開通まで長引く可能性もあるようです。
1回目の工事後に、2回目の工事を予約することになるため、開通までの日程がたてづらく、インターネットが使えるようになるまでどのくらいかかるかわかりません。
実際にFon光と同じように工事が2回あるNURO光の口コミを調べたところ、半年以上も工事を待っている人もいました。
5月に申し込んだNURO光の工事が今日やっと終わりました。半年かかりました。遅すぎでしょ。申し込んだ時は2~3ヶ月待ちというふれ込みだったのに。 #NURO光
— からあげ定食 (@teishoku0621) November 25, 2020
Fon光はNURO光同様、2回の開通工事を行わなければいけないので、同じように開通まで長引いてしまう可能性もあります。 Fon光は「なるべく早くインターネット環境が欲しい!」という人には、あまりおすすめできないでしょう。
開通までインターネットがつかえない
光回線の場合、契約から開通工事までの数週間はインターネットが使えないため、モバイルルータのレンタルを行っているところもありますが、Fon光はモバイルルータのレンタルを行っていません。 そのため契約から開通までの1~1か月半はインターネットを使うことができません。 同じく開通工事が2回あるNURO光ではモバイルルーターのレンタルを行っているので、契約してすぐインターネットが使えるようになります。 しかしFon光は開通工事が2回あるため他社光回線より開通までの時間が長く、開通までの間にインターネットが使えないのはデメリットであるといえるでしょう。
提供エリアが限られている
Fon光の提供エリアは一部地域に限られています。 下の対象エリア以外の人は申し込むことはできないため、要注意です。
提供エリア <北日本> 北海道 <関東> 東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬 <東海> 愛知、静岡、岐阜、三重 <関西> 大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良 <九州> 福岡、佐賀 ※一部エリアを除く
対象エリアにお住まいでも、建物の設備状況によっては契約できない場合もあるので、あらかじめ利用可能であるかどうか調べておくと安心です。 お住まいの地域でFon光を契約できるかは、公式サイトのエリア検索から、チェックしてみてください!
解約金が高い
Fon光は更新月以外の解約で、19,800円の違約金が発生します。 主要光回線の違約金と比べても、高めの値段設定といえるでしょう。
解約金 | 契約年数 | |
---|---|---|
Fon光 | 19,800円 | 2年 |
NURO光 | 9,500円 | 2年 |
ドコモ光 | 8,000円~13,000円 | 2年 |
ソフトバンク光 | 9,500円~15,000円 | 2年または5年 |
ソネット光プラス | 20,000円 | 3年 |
auひかり | 7,000円~15,000円 | 2年または3年 |
Fon光は月額料金こそ安いですが、解約してしまうと高額な違約金がかかってしまいます。 そのため、Fon光を利用する場合は、2年は継続して使うことを前提に契約し、更新月以外の解約は避けたほうがよいでしょう。
Fon光の申し込みから開通まで
Fon光の申し込みは、公式サイトからの申し込みが可能です。 Fon光公式サイトからの申し込みは、以下の流れで行います。
1.WEBサイトから申し込む
2.電話で契約内容を確認する
3.開通工事に立ち会う
2.電話で契約内容を確認する
3.開通工事に立ち会う
1.WEBサイトから申し込む
WEBサイトから申し込みフォームに移動します。 最初に、お住まいの住所の入力と住んでいる建物の種類を選び、Fon光の対応エリアか検索します。 検索結果で「Fon光提供エリアとなっています」と画面に表示される場合は申し込み可能です。
出典:Fon光
申込みフォームにアクセスし、以下の項目を入力して送信しましょう。
・申込み区分(個人/法人)
・契約者情報
・設置先住所
・建物の情報
・オプション
・入会書類郵送希望先
2.電話で契約内容を確認する
申し込みフォームで入力した電話番号にFon光から電話がかかってくるので、対応しましょう。 折り返し電話では、契約内容の確認や、説明などを受けます。 1回目の工事日もこの段階で決定するので、あらかじめ工事希望日を決めておきましょう。第一希望が通らない時のために第三候補まで出しおくと安心です。 ちなみに土日の工事には追加料金が発生してしまうので注意してください。
3.開通工事に立ち会う
Fon光は開通工事が2回あります。
2回とも工事に立ち合う必要があるので、予定をあけておきましょう。
1回目は宅内工事を行い、宅内工事完了後、2回目の屋外工事の予約を行います。大体1回目の工事から、約1~2週間後の予約になるそうです。
工事完了後、宅内機器などの設定を行い、接続を確認すれば開通となります。
Fon光のその他の情報
Fon光の気になる情報についてまとめました。
おうち割は申し込みが必要?
「おうち割 光セット」の申し込みには、Fon光を契約後に別途手続きが必要です。
申し込み手順
おうち割を適用するには、以下の流れで申し込みを行います。
1.「NURO光でんわ」のオプションにチェック 2.必要書類を郵送 3.ソフトバンク窓口で手続き
まず、Fon光を申し込みするときに、オプション選択で「NURO光でんわ」にチェックをいれて、回線を契約します。 次に、おうち割光セット確認書をプリントアウトします。必要事項を記入して、下の郵送先に送ってください。
郵送先 〒151‐0053 東京都渋谷区代々木2-6-5テレコミュニケーションビル りらいあコミュニケーションズ(株)内 光サービス事務センター
最後に、「NURO光でんわ」開通後にお近くのソフトバンクショップの窓口に行きます。 そこで「おうち割 光セット」の申し込み手続きを行い、完了となります。
Fon光の工事内容と費用は?
Fon光は開通工事が2回あり、開通まで1~1か月半かかります。
ちなみに開通工事費用は40000円で、2021年3月現在は工事費が実質無料になっています。
工事内容
Fon光の開通工事は2回あり、1回目は宅内工事、2回目は屋外工事を行います。
お住まいの地域や工事の予定状況によりますが通常、開通までは契約から1~1ヶ月半くらいかかるので要注意です。
賃貸でFon光を開通する場合は、必ず管理会社や大家さんに開通してよいか相談してから申し込みをしましょう。
2回目工事日の前々日までは無料キャンセル可能です。
万が一に、回線開通までに心変わりしてしまいキャンセルしたい場合は、なるべく早めに連絡したほうがよいでしょう。
1回目の開通工事
作業員が回線を設置するお家の中に入り、宅内工事が行われます。 まず、外壁に光キャビネットを設置し、その後、エアコンダクタなどの既存の配線または新規で穴をあけることで、光キャビネットから光ケーブルを宅内へ引きこみます。 光ケーブルを引いた光コンセントにONU機器を設置し、宅内工事は完了です。 宅内工事完了後に2回目の開通工事の予約をします。 予約状況にもよりますが、大体、1回目の工事から1~2週間ほど空くと思っておいてよいでしょう。
2回目の開通工事
屋外工事では、作業員は主に屋外での作業を行います。 電柱から光ケーブルを引き込んで、外壁に取り付けた光キャビネットに接続されます。その後インターネットが使えるか確認を行い、開通工事の完了です。 WiFiルーターの機能をもつONU機器が設置されるので、2回目工事が完了した、その日のうちに無線WiFiを使うことができます。
工事費は実質無料
新規での回線契約には開通工事費用40,000円がかかりますが、Fon光では実質無料です。 本来は工事費40,000円の分割払い※30回×1,333円が月額料金に上乗せされ請求されます。ですが分割期間中は工事費の分割払い分※1,333円が割引されるため、実質無料となっています。
Fon光のオプションは?
Fon光には様々なオプションが用意されています。 ソフトバンクスマホとのセット割の対象になるには、NURO光でんわのオプション追加が必須です。その他のオプションは必要な場合に申し込むといいでしょう。
オプション名 | オプション月額料金 | オプション内容 |
---|---|---|
NURO光でんわ | 関東・北海道エリア 500円 | 電話サービス |
関西・東海・九州エリア 300円 | ||
ひかりTV for NURO | 1,000円~3,500円 | テレビサービス |
リモートサポート | 500円 | 電話による遠隔サポートサービス |
カスペルスセキュリティ | 500円 | ウィルス対策セキュリティソフト |
モバイルWiFiとのセット割はある?
Fon光と『縛りなしWiFi』というモバイルWifiを契約すると、モバイルWiFiの月額料金がお得になるセット割があります。 『縛りなしWiFi』は、フォン・ジャパン株式会社がFon光の固定光回線のほかに提供しているモバイルWiFiのサービスです。 家には安定したインターネット環境が欲しいけど、外出時もインターネットを使いたい人という人には、Fon光と縛りなしWiFiをセットで契約したほうがお得でしょう。
月額料金 →割引後料金 | 容量 | 契約年数 | |
---|---|---|---|
縛りなし20GBプラン | 3,000円 →2,180円 | 20GB/月 | なし |
縛りなし50GBプラン | 3,250円 →2,480円 | 50GB/月 | なし |
縛っちゃう20GBプラン | 2,600円 →1,180円 | 20GB/月 | 3年 |
縛っちゃう50GBプラン | 2,750円 →2,180円 | 50GB/月 | 3年 |
ただし、Fon光と『縛りなしWiFi』を同一名義で契約した場合に、Fon光1契約にたいして『縛りなしWiFi』1端末がセット割の対象になります。 Fon光をキャンセルや解約すると、割引の対象外になってしまうので注意しましょう。
Fon光の解約方法
Fon光に電話することで、解約が可能です。 回線撤去は必須ではありません。 もしFon光の解約に伴って回線の撤去を希望する場合や、賃貸で管理会社やオーナーさんから撤去を依頼される場合には、回線撤去費用10,000円がかかります。
Fon光の問い合わせ先
Fon光について、より詳しい情報を知りたい場合は、問い合わせフォームや電話で質問することが可能です。 問い合わせフォームの場合は、1,2営業日ほどで電話またはメールで返信がきます。 電話での問い合わせの場合は、受付時間は土日祝を除く平日13時~17時限られているので、その間に電話しましょう。
問い合わせ先 電話番号:0120-966-486 電話受付時間:13:00-17:00(土日祝を除く) 問い合わせフォーム:FON光の問い合わせページ
まとめ
Fon光は、NURO光の回線を利用した光回線のなので、高速な通信速度に期待できるでしょう。
NURO光とOEM光回線と比べても、一番月額料金が安くなっており、ソフトバンクスマホとのセット割もあります。
しかし、キャンペーンや開通工事の間にモバイルルーターのレンタルなどが実施されていません。さらに2年以内の解約で違約金19,800円と、他社に比べて高めの違約金が発生してしまいます。
そのため短期間※5年以内での利用の場合は、総合的に見て他社光回線のほうが、お得な可能性が高いでしょう。

監修者N
ソフトバンク光、auひかり、ドコモ光といった光回線の営業経験を生かして、インターネットの基本的な知識をはじめ、ネット回線の選び方など役立つ情報を紹介しています。2021年の現在も某ブロードバンド事業者と太いパイプを持ち最新の情報発信に努めています。