ソフトバンクの家族割の条件は?どのくらい安くなるの?と思っていますよね。 ソフトバンクの家族割「みんな家族割+」では、対象者の契約プランに応じて、スマホ代が毎月最大で2,200円も割引されます。 ソフトバンクでは血縁関係や婚姻関係にある家族、または一緒に住んでいる友達や恋人が『家族割引グループ』の対象者としてカウントされるため、割引対象者の範囲が広いのが特徴です。 ただし申し込むには必ずソフトバンクショップに行かなければならなかったり、必要となる書類が多いといった注意点もいくつかあるため、この記事でしっかりと説明します。 この記事では、みんな家族割+の実際の申し込み方法や適用方法まで詳しくまとめたので、ぜひ最後まで読んでみてください。
朝日新聞でも紹介された通信サービスの専門家。2012年から、デパートや大手家電量販でスマホ、モバイルWi-Fiルーター、光回線の販売を行なう。販売の現場で、通信業界の複雑さを痛感。「複雑な通信業界をわかりやすく伝えたい」という想いから、月間60万PVの通信サービス専門のWebメディア「XERA」を運営。2019年度バリューコマースMVPを受賞。現在は、通信サービスの専門家の立場から「livedoor Choice」など複数のWebメディアの記事の監修を行なう。「マイベストプロ」にも掲載中。監修者について続きを表示 ▼
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目次
ソフトバンクのみんな家族割+とは
ソフトバンクでは対象者の範囲内であれば『家族割引』のグループを組むことができ、そのグループ内での通話やメールが無料になります。 そして『家族割引』のグループ内の、対象プランを契約している人数に応じて対象プランの月額料金が最大で2,200円安くなる「みんな家族割+」が適用されます。 この記事では「みんな家族割+」の適用条件や割引料金などについて詳しくまとめました。
割引額
みんな家族割+は、上記で説明した『家族割引』というグループ内で、対象のプランを契約している人が多いほど割引額が大きくなっていきます。
▽人数ごとの割引額・1人(自分のみの場合):0円・2人:-550円・3人:-1,650円・4人:-2,200円
このように対象人数としてカウントされるプランを契約している人数に合わせて、1人1人のスマホまたはガラケーの月額料金が最大で2,200円割り引かれます。 例えば家族5人とも割引対象プランを契約している場合、全員のスマホの月額料金が2,200円ずつ割り引かれるため、5人合計で毎月1万円安くなります。 みんな家族割+の適用条件と範囲については以下で詳しく解説していきます。
ソフトバンクのみんな家族割+の適用条件
みんな家族割+が適用される条件は、家族割引対象者である事に加え「対象者の範囲内であること」と「対象のプランを契約していること」の2つがあります。 この2つの条件を満たしていれば、家族割引1グループにつき最大で10回線まで「みんな家族割+」を受けることが可能です。
①対象者の範囲内である
みんな家族割+の対象になるには、まず『家族割引』の対象者の範囲内である必要があります。 家族割引の条件は「血縁関係または婚姻関係にある家族であること」または「同じ住所に住んでいること」の2つです。 この2つのどちらかを満たしていればOKなので、家族ではないけれど一緒に住んでいる友達やシェアハウスの仲間たち、結婚していないけど同棲している恋人、離れて暮らす祖父母やいとこなども対象になります。 反対に、一緒に住んでいない恋人や友達はもちろん対象にはなりません。 家族割引のグループに加入できる上限人数は決まっていないため、上限なく加入できる仕組みです。 ただ、みんな家族割+が適用されるのは最大10回線までなので、家族割引グループの人数が20人いたとしても割引が適用されるのはその中から10回線までとなります。
②対象のプランを契約している
みんな家族割+の対象プランは「人数としてカウントされるプラン」と「割引対象のプラン」の2つあります。 みんな家族割+の割引額は、家族割引グループ内の「人数としてカウントされるプラン」や「割引対象のプラン」を契約している人数に応じて決まりますが、「人数としてカウントされるプラン」の場合、みんな家族割+の割引対象とはならないため注意しなければなりません。 一方で「割引対象のプラン」を契約している人はみんな家族割+の割引対象となるため、家族割引グループ全員が割引を受けたい場合は、全員が「割引対象のプラン」を契約している必要があるという訳です。
対象者としてカウントされるプランと割引対象のプランはそれぞれ異なるので、以下を参考にしてください。
▽対象人数としてカウントされるプラン・データプランメリハリ・データプランミニフィット・データ定額 50GBプラス・データ定額ミニモンスター など
▽割引対象のプラン・データプランメリハリ・データ定額 50GBプラス など
⇒詳しくはソフトバンク公式サイト「みんな家族割+」の【適用条件】をご確認ください。
「割引対象のプラン」は同時に「対象人数としてカウントされるプラン」でもあるので、割引対象のプランを契約していれば対象人数としてカウントもされますし、割引も適用される仕組みです。 ただ、例えば家族割引グループ内の全員が「対象人数としてカウントされるプラン」である「データミニフィット」を契約していたとしても、「割引対象のプラン」ではないためみんな家族割+は適用されないということになります。
ソフトバンクのみんな家族割+とドコモ・auの家族割の比較結果
ドコモやauにも家族でスマホをまとめて契約することでスマホ代が安くなるセット割があります。 ですが、スマホプランの内容やその月額料金、そしてセット割の適用条件などは全く異なり、どこが1番お得とは言い切れないので参考程度に比較してみてください。
ドコモのみんなドコモ割との比較
ドコモのみんなドコモ割は、対象の料金プランの月額料金が最大で1,100円割引になる家族割のことで、ドコモの回線が2回線の場合550円割引、3回線以上の場合1,100円割引になります。対象者は親回線から3親等までです。 そして対象になるのは4つのスマホプラン(5Gギガホ/ギガホ/5Gギガライト/ギガライト)のみなので、対象者が限られているというデメリットもあります。 ソフトバンクのみんな家族割+との違いは、ドコモのみんなドコモ割の方が割引額が安いということや、対象の範囲や対象のプランも限られているということです。
auの家族割プラスとの比較
auの家族割プラスは、家族内のauの回線が2回線なら550円割引、3回線なら1,100円割引、4回線以上なら2,222円割引されます。 auの家族割プラスの対象プランにはスマホもガラケーも含まれており、一緒に住んでいる家族であれば対象になる家族割です。 ソフトバンクのみんな家族割+の4回線以上だった場合の割引額は2,200円なので、20円の差しかありませんが、対象者はソフトバンクの方が広くなっています。
ソフトバンクのみんな家族割+の加入から適用まで
みんな家族割+の適用対象者や対象プランが分かったところで、申し込みから適用までの流れを解説します。 みんな家族割+を適用させるためには『家族割引』のグループに加入しなければならないと言いましたが、『家族割引』に加入していれば対象のプランを契約している人は勝手にみんな家族割+が適用される仕組みです。 そのため、【みんな家族割+への加入方法=『家族割引』への加入方法】となるので、まだ『家族割引』に加入していないという人のみ参考にしてください。 また、場合によっては申し込みに必要な書類の種類が異なる点や、申し込むには必ずソフトバンクショップに行って手続きをする必要がある点など、気をつけるべき点がいくかあるのでしっかりと確認しましょう。
必要な書類を準備する
申し込みに必要になる書類は、初めて家族割引グループを作成するのか既存の家族割引のグループに追加するのかによって異なるので、それぞれ必要書類をまとめました。 特に血縁関係や婚姻関係にある家族だけれど一緒に住んでいないという場合は、必要になる書類の一部に発行から3ヵ月以内と決められているものがあるので注意しましょう。 以下で出てくる本人確認書類は、【運転免許証・日本国パスポート・マイナンバーカード・身体障がい者手帳・健康保険証+補助書類(住民票記載事項証明書/公共料金領収書/ソフトバンク発行の請求書など)】のうち1つ選んで持って行けばOKです。 また本人確認書類は原本を持って行く必要があるのですが、当日ソフトバンクショップに行けない人の分はコピーしたものでも可能です。
初めて家族割引を作成する場合
▽同じ住所の場合 ・同住所である事が確認できる加入者全員の本人確認書類 ▽家族だけれど違う住所の場合 ①加入者全員の本人確認書類 ②住民票記載事項証明書/戸籍謄本/同性パートナーシップ証明書のいずれか(発効から3ヶ月以内)
既存の家族割引に加入する場合
▽同じ住所の場合 ①これから加入する人の本人確認書類 ②既に加入している加入者1人の本人確認書類 ▽家族だけれど違う住所の場合 ①これから加入する人の本人確認書類 ②既に加入している加入者1人の本人確認書類 ③住民票記載事項証明書/戸籍謄本/同性パートナーシップ証明書のいずれか(発効から3ヶ月以内)
ソフトバンクショップで申し込む
申し込み方法はソフトバンクショップでの申し込みのみとなっています。 ソフトバンクショップで「家族割引のグループを作成/家族割引のグループに加入して、みんな家族割+を適用させたいです。」と伝えればOKで、後はショップ店員の案内に沿って手続きを完了させましょう。 ただショップによっては営業時間や予約制かどうかが異なっているので、近隣のショップの情報を調べてから行くようにしてください。
代理人が申し込む場合は委任状が必要
契約者本人がソフトバンクショップに行けず代理人が申し込む場合は、上で紹介した必要書類とは別に契約者本人が書いた委任状を提出する必要があります。 下記のリンクからダウンロード&コピーができるので、必ず契約者本人が記入したものを持参してください。 ⇒ソフトバンク公式「委任状」ダウンロードのページ
申し込みが完了した月から適用される
みんな家族割+は家族割引の申し込みが完了して、みんな家族割+の2つの条件を満たしたその月から適用されます。 ソフトバンクのスマホやガラケーの月額料金の支払いは翌月になるため、申し込んだ翌月の請求分から割り引かれるということです。 もしソフトバンクのスマホに初めて申し込み、さらに家族割引のグループに加入してみんな家族割+が適用されるプランと契約した場合は、契約した月の月額料金(=翌月に支払う分)から日割り計算で2,200円が割り引かれます。
ソフトバンクのみんな家族割+に関するよくある質問
最後にみんな家族割+に関しての、よくある質問についてお答えします。
請求先は分けられる?
みんな家族割+を適用させれば請求も1つにまとまってしまうというわけではなく、家族割引を申し込む際または申し込み後に申し出ることで請求先を別々にすることができます。 方法は、請求先を別にしたいという本人と家族割引のグループの名義となっている人が一緒にソフトバンクショップへ行くことで手続きすることができます。 必要となるものは請求先を別にしたいという人の、スマホの支払い先に指定したいキャッシュカードまたはクレジットカードです。 もしグループの名義となっている人が遠くに住んでいて同行が難しい場合は、グループの名義となっている人が書いた同意書を持参する必要があり、「どこでも同意書」というオンライン同意書もあるので必ず書いてもらうようにしましょう。
みんな家族割+から抜ける方法は?
離婚をしたり割引対象プラン以外のプランに変更をしてみんな家族割+の対象外になってしまった場合、自分で手続きをしなくても自動的にみんな家族割+の割引は解約されます。 またソフトバンク自体の契約を解除した場合は、みんな家族割+だけでなく家族割引のグループからも抜けることになります。 もし家族割引のグループを抜ける人がグループの名義となる人の場合、グループの名義を変更をしなければ残りのメンバーがみんな家族割+を受けられなくなってしまうので、ソフトバンクショップに行ってグループ名義の変更手続きをしましょう。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。 ソフトバンクの家族割引は、家族でなくても一緒に住んでいればグループに加入することができ、対象のプランを契約していれば毎月のスマホ代が最大2,200円安くなるため、家族や同居人にソフトバンクユーザーがいれば家族割引のグループに加入するべきです。 申し込むにはソフトバンクショップに行く必要があるので、この記事に記載している「必要な書類」を確認したうえで行きましょう。
福岡県出身。早稲田大学在学中にネット回線メディア立ち上げた。2013年に大学卒業後、大手通信会社に就職。ネット回線・携帯の販売業務を経験後、販売企画戦略マネージャーとして従事。2020年3月に独立し、ネット回線メディアの拡大中。記事を読んだ方が「一番最適な光回線を選べること」や「快適にインターネットを使えるようになる」ことを目的にサイトを運営しています。所有資格はネットワークスペシャリスト。X(Twitter) 執筆者について続きを表示 ▼