ギガライトって実際どんなプランなの?ギガライトとギガホではどっちがお得?など、本当にギガライトを契約していいのか悩みますよね。 結論から言うと、ギガライトプランはギガ数も月額料金も無駄にしたくない方にとっては一番お勧めのプランなんです! ・自宅にネット回線を引いている ・月々のデータ使用量が少ない という方で現在「ギガホ」プランに加入している方はギガライトプランにすることでスマホの月額を最大限お得にすることが可能です。 本記事では、ギガライトプランについての情報やお得な理由のほか、プラン変更時の注意点やドコモ光セット割についても詳しくご紹介します。
朝日新聞でも紹介された通信サービスの専門家。2012年から、デパートや大手家電量販でスマホ、モバイルWi-Fiルーター、光回線の販売を行なう。販売の現場で、通信業界の複雑さを痛感。「複雑な通信業界をわかりやすく伝えたい」という想いから、月間60万PVの通信サービス専門のWebメディア「XERA」を運営。2019年度バリューコマースMVPを受賞。現在は、通信サービスの専門家の立場から「livedoor Choice」など複数のWebメディアの記事の監修を行なう。「マイベストプロ」にも掲載中。監修者について続きを表示 ▼
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目次
ギガライトの基本情報
ギガライトプランはデータ使用量に応じて料金が自動的に課金されていくプランで、月々のデータ消費量が少ない方やネット回線、Wi-Fiを使用している方向けとなっています。
月額料金
プラン | データ容量 | 月額 (2年契約無) | 割引最大適用月額 |
---|---|---|---|
ギガライトSTEP4 | ~7GB | 6,765円 | 4,378円 |
ギガライトSTEP3 | ~5GB | 5,665円 | 3,278円 |
ギガライトSTEP2 | ~3GB | 4,565円 | 2,728円 |
ギガライトSTEP1 | ~1GB | 3,465円 | 2,178円 |
国内通話料 | 家族間通話無料 30秒につき22円 |
例えば、今月の支払い想定額を「ギガライト~3GBの料金(4,565円/月)」で見込んでいた場合、7GBまで使ってしまうとその月の月額料金は6,765円になります。STEPの4段階データ容量消費毎にお知らせなどはこないので注意が必要です。 ちなみに、通信量が7GBを超えると速度制限が課され通信速度は128Kbpsとなります。その場合、通常の通信速度にする手段として「1GB追加オプション」、「スピードモード」の2つがあります。 「1GB追加オプション」は1GB追加するごとに1,100円月額料金に加算されます。データ量を都度買いするというイメージです。 一方で「スピードモード」は事前にオプションとして申し込んでおくと、7GB超過後も自動的にデータ容量が追加されていき、その分の料金も加算されていきます(1GB/1,100円)。追加データ容量は無制限なので、使用量をこまめにしっかり確認しないと、高額の料金請求をされる場合があり注意が必要です。 ギガライトは自分が使った分だけ料金を払うというプランなので、月のデータ使用量をしっかり確認・管理すれば、月額料金をお得にすることができます。 またNTTコムリサーチの調査によると、日本人の約90%が月々3GB以下しか利用していないそうです。そんな結果も考慮にいれると、ギガライトプランで、自分が使ったギガ数分の月額料を払うのが賢明と言えそうです。
新登場5Gプラン
ドコモの5Gプランは【5Gギガホ】と【5Gギガライト】です。2020年3月25日からサービスが開始されています。
プラン | データ容量 | 通常料金 |
---|---|---|
5Gギガホ | 100GB (キャンペーンで無期限無制限中) | ¥8,415 |
5GギガライトSTEP4 | ~7GB | ¥6,765 |
5GギガライトSTEP3 | ~5GB | ¥5,665 |
5GギガライトSTEP2 | ~3GB | ¥4,565 |
5GギガライトSTEP1 | ~1GB | ¥3,465 |
※6か月間は「ギガホ割」が適用されるので5Gギガホ月額料金が1,100円安くなります 5Gギガホは5Gサービスをたっぷり体験したい方向けのプランです。 ちなみに、5Gギガホは通常データ容量が100GBですが、現在、データ容量無制限キャンペーンを行っています。(終了日未定) 5Gギガライトは、「少しで良いから5Gを体験してみたい」という方向けのプランです。月額料金もプラン内容もこれまでのギガライトと変わりません。 5Gサービスを手軽に楽しみたい方には必見のプランです。 まだまだ広く普及はしていませんが、今後需要が確実に伸びるといえるので、ドコモの5Gプランもチェックしておきましょう。
ギガライトがお得な3つの理由
ドコモのスマホ料金プランでギガライトをおすすめする理由は主に3つあります。 それぞれ説明していきますね。
ドコモ光セット割を最大限お得に適用できる
ドコモのギガプランユーザーはドコモ光を契約することで、自動的に「ドコモ光セット割」が適用され、毎月のスマホ料金から最大1,100円割引されます。 ※ドコモのギガプランとは... 【5Gギガホ】【5Gギガライト】【ギガホ】【ギガライト】の4つのプランの総称です 結論を言うと、「ドコモ光×ギガライト」にすることでスマホ料金を節約しながら最大限の割引額を適用できます。理由は以下の2つです。 ➀ドコモ光セット割の割引が最大限適用されるから ➁ギガホに比べ月々のスマホ料金が安いからまずはそれぞれの割引額を見ていきます。
料金プラン | データ容量 | 割引額 |
---|---|---|
ギガホ | 30GB (現在は60GB) | 1,100円 |
ギガライト STEP4 | ~7GB | 1,100円 |
ギガライト STEP3 | ~5GB | 1,100円 |
ギガライト STEP2 | ~3GB | 550円 |
ギガライト STEP1 | ~1GB | 割引適用無 |
ギガライトSTEP4、STEP3の割引額はギガホと同じ1,100円です。ギガライトSTEP2でも月額550円の割引が適用されます。
※ちなみに、ギガホとギガライトSTEP4、STEP3の月額料金差は以下です。 ・ギガホとギガライトSTEP4(~7GB)▶月1,100円 年間26,400円 ・ギガホとギガライトSTEP3(~5GB)▶月2,200円 年間13,200円 各プラン月額:『ギガホ7,865円 』『ギガライトSTEP4 6,765円』『ギガライトSTEP3 5,665円』
つまり、ギガライトプランを契約し月々のデータ使用量を3.1GB~7GBにすることで、スマホ料金も抑えながら、割引も最大限適用させることができるということです。 ドコモ光セット割を最大限お得に利用するなら、ギガホではなく、ギガライトプランを選びましょう。
月々のギガを無駄にしない
ギガホプランはデータ容量が30GBの大容量プランですが、余ったギガを翌月に繰り越すことができず、自宅にネット回線を引いている人にとっては逆に損をする場合があります。
一方ギガライトプランは月額料金が4段階設定となっていて、使った分だけ請求されるためギガを無駄にすることがありません。
またデータ消費量の目安を見れば、意外にもデータはあまり消費されないことが分かります。
引用元:WI-HO!公式サイト 一般的に自宅にネット回線を引いている方は、動画視聴やゲーム、音楽のダウンロードは自宅のWi-Fi環境下で行うことが多いのではないでしょうか。 Wi-Fiやネット回線を利用していない方やテザリング機能を使用している方でない限り、毎月30GBを使い切るのは容易ではありません。 そういった点からも、毎月のスマホ料金を賢く節約するにはギガライトプランを選んだ方が賢明です。
割引の併用で月額最大2,387円安くなる
ギガライトは各種割引を併用することで月額料金をお得にすることができます。 ・dカード払い割 ・みんなドコモ割 ・ドコモ光セット割 基本的に上記3つの割引が併用で適用されます。 まずは割引の詳細を確認しましょう。
dカード払い割
割引特典 | 割引額 |
---|---|
dカード払い割 | 187円 |
※適用対象は各料金プランで「2年契約無」に加入している場合のみです 「dカード払い割」は月々のスマホ料金の支払いをdカード払いにすることで、毎月187円割引かれる特典です。 現在、2年契約有プランと2年契約無プランの料金差額も187円なので、dカード払いにすると2年契約無プランでも2年契約有プラン同様の月額となりお得です。 ただし、支払いをdカード払いから他の方法に変更した場合、割引適用外となるので注意してください。
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みんなドコモ割
割引特典 | 割引額 (家族に2回線) | 割引額 (家族に3回線以上) |
---|---|---|
みんなドコモ割 | 550円 | 1,100円 |
※割引対象は「ギガホ」「ギガライト」プランをご契約の方のみです 「みんなドコモ割」は、家族間の国内通話が無料になる「ファミリー割引」の同じグループ内で、ギガホ・ギガライトプランの回線が何回線あるかによって割引額が変わります。 このファミリー割引適用グループは三親等内20回線まで組むことができ、グループ全員分、1回線ごとに、料金が割り引かれる特典です。
例➀ 2回線の家族グループ 1人550円 合計1,100円の割引 例➁ 7回線の家族グループ 1人合計1,100円 合計7,700円 の割引
ちなみに、離れて住んでいたり、支払いが別だとしても適用対象です。
ドコモ光セット割
割引特典 | ギガライトSTEP4 | ギガライトSTEP3 | ギガライトSTEP2 |
---|---|---|---|
ドコモ光セット割 | 1,100円 | 1,100円 | 550円 |
「ドコモ光セット割」については、この記事の『ギガライトがお得な3つの理由』の一つ目に詳しく記載しているのでご確認下さい。
最大限適用した割引額
上記割引特典すべてを適用した場合、最大2,387円毎月の基本使用料から割引され、年間28,644円の節約になります。 例えばギガライトSTEP4(~7GB)だと、通常月額6,765円が4,378円となり大変お得であることがわかります。
学割でもっとお得
割引の対象者が限られてしましますが、スマホのご利用者が22歳以下の場合はドコモのロング学割が適用されます。 対象のプランは「ギガホ」「ギガライト」をご契約の場合のみ。
割引特典 | 割引額 ~6ヶ月 | 割引額 7ヶ月目~23歳まで |
---|---|---|
ドコモのロング学割 | 1,100円 | 550円 |
また、他の割引との併用が可能なため、最初の1年間の割引額は38,544円となり大変お得になります。
▼最大割引額
その他の割引額:2,378×12=28,644円
学割:1~6ヶ月 1,100×6=6,600円
6~12ヶ月 550×6=3,300円
⇒1年間38,544円の割引
ドコモのロング学割は満23歳になる月まで割引が適用されるため、22歳以下の方は早めに申し込むのがおすすめです。
その他割引特典
割引適用者の範囲は狭くなってしまいますが、最大12ヶ月間550円割引かれる「はじめてスマホ割」という特典もあります。 「はじめてスマホ割」は、ドコモのFOMAガラケーから初めてスマホに乗り換える方が対象の割引特典となっています。 また、他社3G回線から乗り換えた場合も割引の対象です。 割引特典を上手に使えば使うほど、ギガライトプランをよりお得に利用することができます。
ギガライトへプラン変更する際の注意点
シェアグループが廃止になる
現在ご家族と月々のデータ量を分け合うシェアパックプランに加入している方は注意が必要です。 下の図をご覧ください。
引用元:ドコモ公式サイト 代表回線がギガライトへプラン変更する際も同様です。 つまり、シェアパック代表回線が、代表者変更をせずにプラン変更を行うとシェアグループは廃止となり、翌月からシェアパック子回線は回線ごとにご契約中のデータパックが自動適用されるということです。 子回線の方も必ずデータパックに加入されているので、シェアパックが廃止された場合の月額を前もってご確認ください。My docomo から契約情報を確認することができます。 プラン変更については、ドコモショップ、ドコモオンラインショップ(My docomo)、電話からお手続き可能です。 では、正しいプラン変更の順番を解説していきます。
シェアグループ全員でプラン変更をする場合
シェアグループ全員でプラン変更をする際の手順は以下となります。
1.子回線の方からプラン変更手続きをする 2.子回線全ての方のプラン変更が終了後、代表回線の方はプラン変更手続きをする
同月内に全員がプラン変更を完了する場合に関しては、正直順番はあまり関係ありません。新プランの適用は翌月からですし、これまでのプランはプラン変更月の月末まで適用されます。なので、子回線の方がプラン変更月に【データパックの料金+ギガホ/ギガライト】の料金を重複して請求されることもないです。 ただし、シェアグループ内の子回線の方が、代表回線の方と同月内に手続きを完了できなかった場合は、翌月からデータパックの料金が請求されます。 そういったリスクを回避するためにも子回線の方からプラン変更をしたほうが安心です。
代表回線のみプラン変更をする場合
シェアグループの代表回線のみプラン変更をする際の手順は以下となります。
1.シェアグループの代表者変更をする 2.代表者変更後、旧代表者はプラン変更をする
この場合、代表者変更をしていないと、子回線の方は翌月からデータパックの料金が請求されてしまいます。
代表者がプラン変更した月と同月内に、もう一度新しい代表回線のシェアパックプランを申し込むことで、翌月からもシェアパックプランは継続可能ですが、よりスムーズに手続きを進めるためにも、まずは代表者変更を行ってください。
代表者変更はドコモショップ、またはドコモインフォメーションセンター(電話)から手続きをすることが可能ですが、ドコモショップの方と直接手続きを進めることができるドコモショップがより確実です。
代表者ご自身で変更手続きをされる場合は、本人確認が取れれば大丈夫なので特に用意するものはありません。
ただし、子回線者がドコモショップで変更手続きをする場合以下が求められます。
・本人確認書類
・主回線者の委任状(主回線者とその場で連絡を取れれば、委任状は必要ありません)
ドコモインフォメーションセンターを利用する場合も、主回線者の同意を電話で確認するというプロセスがあります。
基本的に子回線者が手続きする際は、子回線者本人だけでは不可と認識しておきましょう。
割引が適用外になる
ギガライトプランは旧ドコモスマホプラン(【ウルトラシェアパック】【ベーシックシェアパック】【ウルトラデータLLパック】【ウルトラデータLパック】【ベーシックデータパック】)で適用されていた下記の割引が適用されなくなります。 ・「月々サポート」 ・「端末購入サポート」 ・「docomo with」 ・「2019年5月31日に新規受付終了したドコモの学割」 ・「eビリング割引」 ・「U25応援割」 また、これまでユーザー歴に応じて月額使用料から割引されていた「ずっとドコモ割」は、dポイントを還元する「ずっとドコモ特典」に変わりました。 ここで「ギガライトだと適用される割引はないの?」と不安に思われるかもしれませんが大丈夫です。記事の前半で記載した通り、ギガライトプラン含むドコモの新料金プランに適用される割引や特典はもちろんあります。My docomoから変更後のくわしい料金シミュレーションもできるので、予め変更後の料金目安を確認しておくことをおすすめします。
まとめ
自分にあったプラン選択で、スマホ料金を安くすることができます。 とくにギガライトプランは無駄がない事が特徴です。 この機会にプランを見直してみるのもアリかもしれませんね!
福岡県出身。早稲田大学在学中にネット回線メディア立ち上げた。2013年に大学卒業後、大手通信会社に就職。ネット回線・携帯の販売業務を経験後、販売企画戦略マネージャーとして従事。2020年3月に独立し、ネット回線メディアの拡大中。記事を読んだ方が「一番最適な光回線を選べること」や「快適にインターネットを使えるようになる」ことを目的にサイトを運営しています。所有資格はネットワークスペシャリスト。X(Twitter) 執筆者について続きを表示 ▼