光回線の勧誘の断り方は？悪質業者の手口や電話・訪問勧誘の対処法や相談先を徹底解説

光回線の勧誘電話や訪問をする会社は、真っ当なところもあれば、悪質な会社も少なくないのが事実です。悪質・悪徳な勧誘には、以下のような手口が挙げられます。

• 料金が今よりも安くなると勧誘する
• 何度も電話をかけてきたり契約をせかしてきたりする
• NTTやNTTの系列会社であると名乗る

上記のような勧誘を受けた場合は、基本的には要注意です。各手口の詳細を、解説します。

真っ先に「料金が今よりも安くなりますよ」と勧誘してくる場合は、悪徳業者の確率が跳ね上がります。

もちろん、光回線の乗り換えで、現状より月額料金が安くなることはあります。ただ、料金が安くなるかどうかは、現在のプランや契約内容がわからなければ、判断できません。

勧誘電話をかけてくる事業者は、こちらの契約内容を知りません。それなのに、「今よりも安くなる」と言われた場合は、悪質であると判断しても差し支えないでしょう。

また、勧誘の途中で「今の月額料金はどのくらいですか？」とこちらの情報を聞き出してくるところもあります。その際は、回答しないほうがよいでしょう。

断っているのに何度も電話をかけてきたり、契約をせかしてきたりするような業者にも、注意が必要です。

とくに前者の場合は、悪質な業者であると判断して間違いありません。「もう少し押せば契約を取れる」と思われると、何度も電話をかけてくることがあるため、勧誘ははっきりと断りましょう。

また、契約を保留していたり、検討中だったりする場合、申し込みをせかしてくる業者も、あまり優良であるとは言えません。

光回線の電話勧誘は、主に光コラボレーションを扱っている事業者が行います。光コラボレーションとは、事業者がNTT東日本・西日本のフレッツ光回線を借り受けて、インターネットサービスを提供すること。そのため、NTTやNTTの系列会社が光コラボの勧誘を行うことは考えられません。

加えて、ドコモ光やソフトバンク光など、光コラボレーションを提供している会社が直接営業をかけてくることは、ほとんどありません。電話勧誘をしてくるのは、ほぼ光コラボレーションを代理販売している代理店です。

代理店のなかには、あたかもNTTと関係がありそうな会社名や、窓口名で勧誘をかけてくるケースがあります。また、「フレッツ光の新しいプランです」と光コラボレーションを勧めることも。確かに、光コラボレーションはフレッツ光の回線を使っていますが、消費者が解りにくいような言い回しは、悪質そのものだといえるでしょう。

光回線の電話勧誘の断り方や対処には、以下の4つが効果的です。

• はっきりとNOを伝えて断る
• NTTに勧誘停止登録をする
• NTTからの電話かどうかを確かめる
• 迷惑電話を防止するサービスに登録する

電話勧誘の断り方がわからなくて困っている人や、いつも上手く断れない人は、ぜひ参考にしてみてください。

光回線の勧誘には、はっきりと「必要ありません」とNOを伝えるのが重要です。それでも食い下がってくるときには、続けて「必要ありません」と言いましょう。他の言葉は言わなくとも大丈夫です。また、しつこいときには、一方的に電話を切ってしまってもOK。

曖昧な返事をしていたり、つい相手の話を聞いてしまうと、「この人は契約が取れそうだ」と思われ、どんどん話が進んで行ってしまうこともあります。

断るのが苦手な人でも、勇気を出してしっかりと、断言すれば、光回線の勧誘を断りましょう。

同じ番号から何度もかかってくる勧誘電話には、NTTの勧誘停止登録が有効です。

勧誘停止登録とは、フレッツ光などのサービスに関する勧誘電話や訪問について、停止依頼ができるサービスのこと。受付窓口は、以下を参照してみてください。

勧誘停止手続きが完了するまでは、約1週間かかります。度重なる電話や訪問営業に悩まされている人は、勧誘停止登録を申し込んでみるとよいでしょう。

上述したとおり、NTTから営業の電話があることは、ほぼありません。NTTやNTTの系列であると匂わせるような勧誘があった際には、いちど「NTTの確認してみます」と対応して、電話を切ってしまって構いません。

そもそも、上記のようなケースはほぼ悪質業者のため、わざわざNTTに確認する必要もないと考えることできます。「はっきりとNOを伝えて断る」で解説したとおり、「必要ありません」と、ハッキリ断りましょう。

ただ、どうしても気になる、または判断が付かないケースもあります。その際は、NTTに確認してみるのもよいでしょう。

しつこく何度もかかってくる勧誘電話は、迷惑電話を防止するサービスを活用すれば、着信を拒否できます。

例えば、NTT東日本・西日本が提供している「迷惑電話おことわりサービス」では、迷惑電話を受けた直後に、電話機側で操作をすれば、以降は着信が拒否され、相手側には「この電話はお受けできません。ご了承ください」と自動的に応答してくれます。

また、スマホの場合は、ドコモなら「迷惑電話ストップサービス」、ソフトバンクは「迷惑電話ブロック」、auは「迷惑電話撃退サービス」の利用が可能です。

オプション料金として、月額料金がかかってしまうケースはあるものの、ドコモなど無料で利用できる場合もあります。手軽にできる勧誘電話の撃退方法だといえるでしょう。

光回線の勧誘は、電話だけでなく訪問でも行われます。訪問勧誘を断るうえで効果的なのは、以下の2つの方法です。

• インターホン越しに対応する
• 居留守を使う

重要なのは、いずれも家のドアを開けないこと。各方法を、くわしく解説します。

予定のない訪問があった場合は、まずは必ずインターホン越しに対応しましょう。光回線の訪問勧誘は、あの手この手でドアを開けさせて営業をかけようとしてきます。

そのため、用いられる口上も「光回線の勧誘です」と直球のものから「お忙しいところすみません。少しお話よろしいでしょうか」と訪問の目的を曖昧にしたものまで、実にさまざまです。

少しでも怪しいと感じたら、インターホン越しにハッキリとNOを伝えましょう。ドアを開けて話を聞いてしまうと、こちらも「必要ありません」と断言したり、「帰ってください」と強く言えなくなってしまったりするケースもあります。

とくに、物事を断るのが苦手な人は、ドアを開けずにインターホンのみで対応しましょう。

誰かが来るはずのない時間に訪問者が来た場合は、居留守を使うのも手です。

インターホンの画面やドアスコープ越しに見て、訪問勧誘だと感じた場合は、そのまま反応せず、相手が帰るのを待ちましょう。

ただ、電気会社やガス会社の工事のお知らせや、公的機関の訪問がないとも限りません。そのため、明らかに訪問勧誘だと判断できない場合は、一旦はインターホン越しに対応するとよいでしょう。

勧誘のしつこさに負けて契約してしまったり、契約してから「やめておけばよかった」と感じてしまったりした時には、初期契約解除制度の利用がおすすめです。

初期契約解除制度とは、通信サービスの契約を結び、契約書の交付から8日以内であれば、一方的に解約できる制度のこと。

初期契約解除制度の申し出方法は、契約したサービスの契約書に記載されています。契約書を確認して、指定の方法で行ってください。万が一、方法がわからない場合は、後述する消費生活センターに相談してみましょう。

光回線のしつこい勧誘をなんとかしたい場合や、初期契約解除制度などの疑問、契約に関しての不安などがある人は、以下の4つの窓口に相談してみましょう。

• 消費生活センター
• 国民生活センター
• TCA相談窓口
• 総務省総合通信局

光回線の契約は、複雑でわかりにくい内容も多く、トラブルの対処や初期契約解除制度なども、はじめての人には難しいため、各窓口に相談するのがおすすめ。窓口の特徴や連絡先などを解説します。

消費生活センターは、商品やサービスなどに関する苦情や問い合わせを受け付けています。運営元は地方公共団体で、窓口は住んでいる地域によって異なります。総合窓口は、以下を参照してみてください。

188に連絡すると、身近な消費生活センターや、消費生活相談窓口を紹介してもらえます。

国民生活センターは、国が運営している相談窓口です。連絡先は、以下を参照してください。

また、国民生活センターは、消費生活センターのバックアップをしています。消費生活センターが繋がらない、または営業時間外の場合は、以下の窓口に問い合わせしてみましょう。

TCA相談窓口は、電気通信事業者照会が運営している窓口です。光回線はもちろん、携帯電話やタブレット、モバイルルーターなどのモバイル通信サービスなどの悩み事も受け付けています。窓口は、以下を参照してみてください。

総務省が運営している総務省総合通信局では、電気通信サービスに関する問い合わせや相談を受け付けています。

窓口名は、総務省電気通信消費者相談センターです。連絡先は以下を参照してみてください。

光回線は、電話や訪問勧誘で契約するよりも、各光回線の公式サイトや、信頼のおける代理店で行うのがもっともおすすめです。

以下では、安心して契約でき、かつお得に利用できる光回線を解説します。光回線の新規契約や乗り換えを検討している人は、紹介する光回線を選べば間違いありません。

OCN光は、老舗プロバイダのOCNと光回線を、NTTレゾナントがセットで提供している光回線です。月額料金や初期費用が安く、安心・お得にインターネットを利用可能。詳細な料金や通信速度などは、以下を参考にしてみてください。

OCN光は、今回紹介したなかでも、とくに月額料金が安く、初期費用も限りなく0円で開通できます。以下で、おすすめできるポイントを解説します。

OCN光は、他社に比べて月額料金が安めな点が大きなメリット。今回紹介する光回線のなかでも、戸建て・集合住宅ともに最安水準です。

とくに集合住宅の場合、月額4,000円を切る光回線はそう多くないため、数ある光回線のなかでも低料金だといえるでしょう。

OCN光では、月額基本料が最大6か月間無料になる「春のひかり盛り盛りキャンペーン」を開催しています。期間は2023年5月8日の17時まで。

月額基本料が6か月間無料になった場合、戸建ては33,660円、集合住宅は23,760円分の通信料を削減できます。OCN光が開通してから半年間の通信費を0円にできるのは、かなりお得だといえるでしょう。

また、インターネットの遅延・ラグ・音切れ・映像ズレなどを大幅に低減させ、快適にインターネットが利用できるIPoEアドバンスの月額利用料（1,840円）も、6か月間無料になります。

OCN光は、工事費や契約事務手数料などの初期費用を、限りなく0円に抑えて開通できることも大きなメリットです。

工事費は、戸建て19,800円、集合住宅16,500円がいずれも0円になります。また、契約事務手数料も0円です。

工事費が0円になる光回線は多いものの、契約事務手数料まで無料になる会社は珍しく、初期費用をとにかく抑えたいといった人には、かなりおすすめできる光回線だといえるでしょう。

GMOとくとくBB光は、高額キャッシュバックや契約期間の縛りがないことがメリット。詳細な料金や通信速度などは、以下を参考にしてみてください。

GMOとくとくBBは、戸建て・集合住宅ともに月額料金も安めです。とくに、戸建ては最安の水準。以下で、おすすめできるポイントを解説します。

GMOとくとくBB光には、契約期間の縛りがなく、いつ解約しても、解約金や違約金が発生しません。

光回線の多くは、2年や3年の定期契約プランで、更新が可能な月以外の解約では、解約金を請求されてしまいます。GMOとくとくBB光なら、好きなタイミングで解約が可能なので、この点はメリットだといえるでしょう。

ただ、工事費無料キャンペーンを利用している場合は注意が必要です。工事費は36回の分割払いで、月々の支払いが割引されるため、36ヶ月以内の解約では、分割払い分の残債を一括で支払わなければいけません。

GMOとくとくBBは、他社光回線からの乗り換えで、最大50,000円がキャッシュバックされるキャンペーンを開催しています。また、新規でも5,000円のキャッシュバックの受け取りが可能。

乗り換えキャッシュバックの50,000円は、他社と比べてもかなり高額です。電話勧誘よりもお得になるケースがほとんどですので、乗り換えの際にキャッシュバック額を重視したい人は、GMOとくとくBB光を選ぶとよいでしょう。

GMOとくとくBB光では、BUFFALO・NEC・ELECOMのいずれかのルーターを無料でレンタルできます。いずれも人気の定番ブランドで、GMOとくとくBB光が検証済みのモデルが利用可能。

また、3年間以上継続利用すれば、返却の必要もありません。Wi-Fiルーターを持っていない人や、ルーターを新調したいと考えている人は、GMOとくとくBB光がお得です。

ドコモユーザーなら月々のスマホ代がお得に｜ドコモ光

ドコモ光は、ドコモが提供している大手光コラボレーションです。詳細な料金や通信速度などは、以下を参考にしてみてください。

ドコモ光の月額料金は、他社と比べてやや高めなものの、後述するドコモ光セット割を適用させれば、通信量を抑えることが可能です。以下で、おすすめできるポイントを解説します。

ドコモ光セット割で通信費が毎月1,100円割引に

ドコモ光と、ドコモの対象スマホプランをセットで利用すると、スマホ料金が月額最大1,100円割引される、ドコモ光セット割が適用されます。対象プランは、以下を参照してください。

ドコモが提供している格安プランのahamoや、上記以外のプランは適用外になるので注意しましょう。

また、ドコモ光セット割は、ドコモ光を契約した家族にも適用が可能。最大10回線まで割引を受けられます。家族が対象プランに入っていれば、その分さらに安くなるでしょう。

dポイント10,000ポイントをプレゼント

ドコモ光では、新規、または他社光コラボレーションからの乗り換え（事業者変更）で、dポイントが10,000ポイントプレゼントされるキャンペーンを開催しています。dポイントを頻繁に利用する人にとっては、お得な特典だといえるでしょう。

ただ、付与されるdポイントは使用用途が限られており、ポイントで交換できる商品や、スマホ代の支払い、通信データ量の追加などには使用できません。また、6か月間の利用期間が設定されているので、注意が必要です。

10Gbpsの超高速回線を利用できる

OCN光やGMOとくとくBB光の通信速度は、最大1Gbpsですが、ドコモ光では、10Gbpsのドコモ光10Gを契約できます。月額料金は、2年間の定期契約で6,380円です。

1Gbpsよりも遥かに高速な通信が可能になるため、インターネットの速度を重視したい人は、ドコモ光10Gを検討してみるのもよいでしょう。

ソフトバンクユーザーやauユーザーはソフトバンク光やauひかりがおすすめ

ドコモ光の、ドコモ光セット割と同じく、ソフトバンク光やauひかりも、スマホセット割を提供しています。

以下で、ソフトバンク光と、auひかりのスマホセット割を解説します。ソフトバンクユーザーやauユーザーの人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

おうち割 光セットでスマホ代が月々1,100円割引｜ソフトバンク光

ソフトバンク光では、おうち割 光セットというスマホ割を提供しています。ソフトバンクの対象プランに加入していて、ソフトバンク光をセットで契約すると、最大で月額1,100円が割引。家族なら10回線まで適用できます。

対象プランは、以下を参照してください。

そのほかの対象プランについては、「おうち割 光セット」を確認してみましょう。

auスマートバリューでスマホ代が月々1,100円割引｜auひかり

auひかりでは、auひかりとauの対象プランに加入したスマホの契約で、auスマートバリューが利用できます。割引額は、月額最大1,100円。家族も対象プランなら、10回線まで適用されます。

対象プランは、以下を参照してみてください。