
オンラインゲームを遊んでいると、キャラクターの動作が遅れる「ラグ」が発生して、快適に遊べないことってありますよね。 オンラインゲームは常にゲームサーバーとの通信が必要で、快適にプレイするための目安として「ping値」が重要視されています。 オンラインゲームのping値とは、ゲームサーバーとのデータ通信にかかる時間を表した数値のことです。 数値が高いとゲーム内の動作が遅れるだけでなく、ゲームが強制終了する可能性もあるため注意しなければなりません。 この記事では、オンラインゲームを快適にプレイしたい方のための情報として、ping値の測定方法や改善策について詳しくお伝えいたします。

※当サイトに掲載されている商品には、一部プロモーションが含まれます。当サイトは、公平かつ中立的な立場で商品を紹介し、評価に影響を及ぼすことは一切ありません。これは、当サイトが定めるコンテンツポリシーに則ったものです。
目次
オンラインゲームのping値とは?
ping値(ピング値・ピン値)とは、ゲーム機とゲームサーバーの往復にかかる時間を表してます。 ping値を見れば、数値が低いほどゲームが快適になり、高いほどデータ通信に遅れが発生している状態であることがわかります。 オンラインゲームは、常にゲームサーバーとデータのやりとりをしているので、通信速度よりping値を重要視する方は多いです。 一体なぜ、ping値を気にするプレーヤーの方が多いのでしょうか。実際に僕が経験した「ping値がオンラインゲームに与える影響」について詳しく解説していきます。
ping値がゲームに与える影響
ping値が高い場合、オンラインゲームに一体どのような影響が出てしまうのでしょうか。その一例をご紹介します。 ping値が高いときに起きる現象 ●対戦ゲームで攻撃を避けたのにダメージを受けた ●対戦ゲームで攻撃を当てたのにダメージが与えられない ●キャラクターが突然ワープする ●アイテム使用時の動作が遅い ●対戦ゲームでマッチングしない オンラインゲームを遊んでいて、これらの現象に心当たりがある方は多いでしょう。 このようなゲーム内の動作のズレは一般的に「ラグ」と呼ばれていて、ping値が高いほどラグが酷い状況となります。 ラグは、ゲームサーバーと正常に通信ができていない状態なので、症状があまりにも酷いとゲームが強制終了(回線落ち)の原因にもなるため注意が必要です。
オンラインゲームのping値の測定方法
オンラインゲームで動作の遅れを感じる場合、ping値の高さが原因かどうか、実際のping値を測定して判断しなければなりません。 しかしながら、いざ測定してもping値がどれくらい出ていれば良いのものなのか判断に困ってしまう方は多いですよね。 以下では、ゲームのジャンルごとに必要なpingをまとめてありますので、ping測定時の目安としてお役立てください。
ゲームジャンル | ゲームタイトル | 推奨ping値 |
---|---|---|
FPS / TPS / 格闘ゲーム | PUBG / FORTNITE / スプラトゥーン2 / Apex / スマッシュブラザーズ / ストリートファイター など | 15ms以内 |
MOBA / タワーディフェンス | LOL / DOTA / GTA など | 30ms以内 |
シューティング / アクション / MMO RPG | PSO2 / MHW / FF14 / 黒い砂漠 など | 50ms以内 |
トレーディングカード / 将棋 / 囲碁 / オセロ | シャドウバース など | 100ms以内 |
他のプレーヤーと対戦するFPSなどのオンラインゲームではping値の要求が高いですが、対戦相手がコンピューターのMMOなどであれば、ping値をシビアに気にする必要はありません。 ジャンルごとに必要なping値を把握できたところで、実際にping値を測定してみて、ゲームプレイに支障がないか確認していきましょう。
測定ツールで測る
ping値を調べる方法として、いちばん手軽なのが「Speedtest」を使った方法です。 測定方法はカンタンで、ページにアクセスして画像の赤枠をクリックし「Tokyo」を選択後、「GO」ボタンを押すだけ。Tokyoを選ぶ理由は、日本のオンラインゲームのほとんどのゲームサーバーは東京にあるからです。ゲームによって海外にある場合もありますので、状況を見て変更しましょう。 判定結果は以下のとおり、赤枠でかこった部分がping値となります。
Speedtestのスマホアプリでは、もっと細かく地域の指定ができます。気になった方はぜひ活用してみてください。
ゲーム内で測定
ping値が重要なFPSやTPSなどのゲームでは、リアルタイムのping値がゲーム内の設定で表示できるゲームが多いです。 ●ping値が表示できるゲームタイトル一例 ・フォートナイト ・LOL(リーグ・オブ・レジェンド) これらのゲームは設定画面でping値の表示の切り替えができます。 そもそもプレイ中のゲームが、リアルタイムでping値の表示可能か知りたい方は、「ゲーム名 ping値 表示」と調べるとよいでしょう。情報が見つからない場合、未対応なのでここで紹介している他の測定方法をお試しください。
パソコンで測定
ゲームサーバーのIPアドレスを公開してくれているゲームであれば、パソコンからping値を計測することが可能です。 ただし、IPアドレスを公開しているゲームは少なく、実用性が低いため、1つの知識として覚えておくとよいでしょう。 パソコンでの測定方法は以下を参考にしてください。▼パソコンでの測定方法 ①「ゲームタイトル ping IPアドレス」などの検索ワードでIPアドレスを調べる ②Windows10の場合、「左下の窓」→「Windows システム ツール」→「コマンドプロンプト」を起動 ③コマンドプロンプトの画面上で「ping IPアドレス」と打ち込むと、ping値が調べられます。
この方法を利用して「FF14」というオンラインゲームのping値を調べる場合、ゲームサーバーのIPアドレスが「124.150.157.156」なので、コマンドプロンプト画面で「ping 124.150.157.156」と打ち込むだけでping値が分かります。 コマンドを打ち込んだ後、表示される画面は以下のとおりです。赤枠で囲った部分がping値になります。pingは続けて4回送信されるので、4回分のping値が表示されれば成功です。
オンラインゲームのping値の改善策
ping値を測定した結果、数値が高かった場合はどのように対策すれば改善できるのでしょうか。 以下では、自分の経験をもとにping値が下げられた改善策について詳しくお伝えいたします。
ネットは有線で繋ぐ
オンラインゲームをWiFiでプレイすると、通信速度が安定せず、ping値が高くなる場合があります。 WiFiは、障害物や別の電波の影響を受け、通信速度が低下しやすいので、結果的にping値も高くなってしまうのです。 インターネットは無線で接続するWiFiよりも、有線ケーブルで接続したほうが通信速度が安定しているため、ping値にこだわりたい方は有線で接続したほうがよいでしょう。 どうしてもWiFiルーターから自室までの間に距離があり、有線接続が難しい場合は、WiFiの電波を強くする中継器を活用してみてください。
LANケーブルはカテゴリ6以上がおすすめ
WiFiルーターとパソコンやゲーム機を有線で繋ぐLANケーブルは、種類によって性能が変わります。 ●LANケーブルの種類/最大速度 【カテゴリ5】100メガ 【カテゴリ5e】1ギガ 【カテゴリ6】1ギガ 【カテゴリ6A】10ギガ 【カテゴリ7】10ギガ LANケーブルの種類はカテゴリごとに分類されていて、数字が大きくなるほど送れる情報量が増え、通信速度も速くなります。 使用しているLANケーブルがカテゴリ5の場合、どれだけ優れた通信機器を使っても100メガしか出ないので、カテゴリ5e以上のLANケーブルに買い替えたほうがよいでしょう。 カテゴリ6A以上だと速度が10ギガまでカバーできますが、実際の通信速度が1ギガを超えることがあまりないので、カテゴリ5eかカテゴリ6のLANケーブルを選んでおけばよいでしょう。 ちなみに製品パッケージの表記名は、カテゴリ以外にも「CAT」「category」と表示されてます。店頭で購入する際は参考にしてください。
IPv6を利用する
光回線を提供しているプロバイダは、通信速度が速くなりやすい「IPv6」という通信方式を採用しているところが多いのですが、いまだIPv6ではない光回線があります。 現在、自分がIPv6という通信方式でインターネットが可能か知るには、「BIGLOBEの判定ページ」を参考にしてください。 現在の接続環境がIPv4と表示された方は、通信方式をIPv6に切り替えるだけでping値が改善できる可能性があります。 切り替え方法は、プロバイダの公式サイトやサポート窓口で確認するとよいでしょう。
古いWiFiルーターは交換
インターネットを契約して3年以上、同じWiFiルーターを使い続けている方は、買い替えを検討したほうがよいでしょう。 WiFiルーターは、つねに性能が改善され続けているので、最新のWiFiルーターのほうが高速通信が可能ですし、WiFiが遠くまで届く機能を搭載している機種が多いので、結果としてping値が改善できます。 WiFiルーターを選ぶ際のポイントは、発売日が2年以内であること。これだけ覚えておけば、専門知識がなくても買い物で失敗することはないでしょう。 ただし、WiFiルーターの価格帯は様々なので、何を選んでいいか判断に困ってしまうのが正直なところですよね。 一人暮らしであれば5,000円クラスのWiFiルーターで十分です。家族と住んでいて同時接続数が多くなりそうな方は、性能が高い10,000円クラスのWiFiルーターを選んでおくと安心です。

ゲームの設定を見直す
全世界で楽しまれているオンラインゲームは世界中にゲームサーバーが設置されています。 ping値は、ゲーム機とゲームサーバーの応答時間を表す数値なので、ゲームサーバーまでの距離が長くなるほど、遅れが発生します。 海外のゲームサーバーだと、ゲームサーバーまでの距離が開きすぎping値が高くなってしまうので、ゲーム内の設定で自由にゲームサーバーが選択できる場合は、日本のゲームサーバー、もしくはアジア圏内のゲームサーバーに設定を変更して対応しましょう。 ▼世界中にゲームサーバーがあるゲームタイトル ・League of Legends(タワーディフェンス) ・FF14(MMO RPG) ・Apex Legends(FPS)
通信機器を再起動する
オンラインゲームをプレイ中、突然ping値が高くなってしまう場合、一時的な通信機器のトラブルが考えられます。 トラブルが起きると、ゲームの操作を受け付けない状態となり、症状が改善されない状態が続くと回線が切れ、ゲームが強制終了します。 こういう時は通信機器の電源をすべて一旦落とし、電源を入れなおすことで内部の不具合がリセットされ、問題が解消できる可能性がありますので、お困りの方は再起動をお試しください。
オンラインゲームは回線選びが大切
ping値を低くする方法として効果が期待できるのは、ネット回線の契約を見直すことです。 電話回線をつかったネット回線(ADSL)を契約している方は、光回線にするだけでping値が改善できる見込みがあります。 数ある光回線の中で、もっともオンラインゲームに向いているのはゲーミング回線の『GameWith光』です。ここからは、Ping値の低いおすすめ光回線について詳しくお伝えしていきます。
Ping値が低くラグが起きにくい『GameWith光』
戸建て | マンション | |
---|---|---|
月額料金 | 6,160円 | 4,840円 |
工事費 | 19,800円 | |
速度 | 上り/下り最大1Gbps | |
Ipv6 | 対応している | |
オプション | なし | |
支払い方法 | ・クレジット払い ・口座振替 |
「GameWith光」は、人気ゲーム攻略サイトのGameWithが手掛けた、Ping値が低くラグが起きにくい光回線です。
なぜPing値が低いのでしょうか?
専用帯域を保有
GameWith光専用帯域を保有していることから、アクセスが集中するゲームのイベント時でも、Ping値が低いと言われています。
一般的に光コラボは、利用者が増えるとネットが混雑してしまい、繋がりにくくなったり速度が遅くなる傾向があります。
GameWith光では、単独で専用帯域を確保し、混雑が起きないシステムを搭載しているため、比較的安定しやすくPing値も低いと言われているんです。
またGameWith光は、2022年3月から提供し始めたばかりのサービスなので、専用帯域内でも利用しているユーザーが少なめ。そのため、今ならより快適にゲームをプレイすることができるでしょう。
平均Ping値10ms以下!FPS/TPS全般と相性◎
オンラインゲームは、Ping値が15ms以下だと快適と言われていますが、GameWith光の利用者のレビューを見ると、平均Ping値10ms以下と言う結果が出ていました。
実際に、フォートナイトを10分間プレイし、Ping値を他社光回線と比べて見た結果を見て、GameWith光のPing値は大幅に低いことが分かりました。
このように、Ping値が低くラグが起きにくい特性があるため、APEX、フォートナイトといった、FPS/TPS全般との相性バツグンと噂されているんです。
料金も【戸建6,160円 マンション4,840円】とゲーム回線にしては良心的。
GameWith光の評判について詳しくは『GameWith光の評判・口コミは?ゲームに最適?メリット・デメリットを徹底調査!』をご覧ください。
さらに!今なら1ヶ月無料キャンペーンに加えて、当サイトオリジナルのキャンペーンを行っています。
キャッシュバックについて詳しく知りたい方はGameWith光のキャンペーン完全版!をご覧ください。
最大速度が他社の2倍『NURO光』
NURO光はping値が優秀
NURO光を、オンラインゲーム向きの光回線としておすすめしたい理由はping値です。 そもそもping値は、公式サイトで公表されていないので、利用者の声や測定値を参考にするしかありません。 そこで実際の口コミを調べたところ、以下のように「ping値が1桁台になった」「遅延がなくなった」と評判の声が多かったです。
NUROにしたらpingの値が2〜3ぐらいになったし環境はほぼ完璧
— こぃで卍ぶたの紐 (@1dayACUVUE) August 7, 2020
この評判が本当か調べるため、NURO光を契約している友人の協力のもと、ping値が優れているのか調査した結果、他社よりもping値が低いことがわかりました。 以下の画像の測定結果は、ほぼ同一の条件で、同じ時間帯、東京から東京のサーバーに向けてpingを飛ばしたping値を比較したものです。 ※左がNURO光・右がドコモ光ドコモ光のping値が12ms。十分これだけでもオンラインゲームは快適にプレイできますが、NURO光はさらに12msを上回る1ケタ台の3msという結果で、ほぼ遅延がないことがわかります。 さらに凄いのが通信速度の速さです。これについては以下で詳しくお伝えしていきます。
最大2ギガ
NURO光と比較したドコモ光は、マンションだと通信速度100メガ~1ギガのプランしか契約できませんが、NURO光は最大速度2ギガのプランが契約できます。 さらに、回線が混雑する時間帯に速度が遅くなりにくい「IPv6」が常に適用された状態なので、24時間いつでも快適にインターネットが可能です。 また、無料で貸し出しされるWiFiルーターつきのONU(ホームゲートウェイ)の性能も高く、他の電波と干渉しあわないWiFi専用の電波(5Ghz)が利用できるので、WiFiでゲームをする方にもおすすめの光回線です。
ping値が高い人はパケットロスに注意
ping値が低すぎると、ゲームの操作を受け付けなくなる「パケットロス」という現象が起きます。 パケットロスとは、通信環境が不安定な状況でオンラインゲームをしていると、操作を一切受け付けなくなる現象のことです。 例えば、ゲーム内で回復アイテムを使ったとしても、ゲームサーバーにアイテム使用の指令が届かないので、回復アイテムを使うことができなくなります。 パケットロスの症状が酷い場合、ゲーム機側とゲームサーバーとの間で通信エラーが起こり、大事なアイテムが消失してしまう事態にも発展しかねないので、パケットロスには十分注意したほうがよいでしょう。
まとめ
オンラインゲームのping値の測定方法や改善策についてお伝えさせていただきました。 まとめると、ping値は低い方が優秀。数値が高い場合は、通信環境を見直すことで、改善されると覚えておくとよいでしょう。 オンラインゲームのラグにお困りの方に、この記事のping値についての情報がお役にたてれば嬉しいです。
