光回線が工事不要で開通できるパターンは?確認方法も解説

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「工事不要で開通できる光回線はある?」「どんな場合に工事不要になるの?」

と疑問を抱えてこの記事にたどり着いた方へ。

結論、光回線は基本的に工事を行わないと利用できませんが、光回線の種類と部屋の設備状況によっては工事が不要で利用できます。

この記事では、光回線の工事が不要になるパターンの確認方法や手続き方法、さらに契約先としておすすめの光回線をまとめました。
小林
ぜひ最後まで読んで、工事の手間や費用をかけずに光回線を利用してくださいね!
目次

工事不要で開通できる光回線はある?

光回線を開通するには工事が必要不可欠なので、基本的にはどの光回線でも必ず工事をしないといけません。

申し込みから約2週間~2ヶ月後に工事が実施され、20,000円~40,000円の工事費が発生します。
光回線の工事を実施する場合
工事までの期間約2週間~2ヶ月
工事にかかる費用20,000円~40,000円
ただ、「住んでいる部屋の設備」や「現在利用中の光回線」によっては、工事不要で利用できる光回線もあります

光コラボなら工事不要になる場合がある

光回線は回線の種類によって「光コラボレーション(以下、光コラボ)」と「独自回線」に分類され、状況によって工事不要になるのは光コラボだけです。

光コラボはNTTの回線を使用しており、独自回線はNTT以外の独自の回線を使用しています。

全ての光コラボでは同じ設備が使われているので、建物に設備が導入されている場合は光回線が変わっても工事が不要になります。
光コラボ・独自回線例
小林
一方、auひかりやNURO光など独自の回線設備を使用している光回線では必ず工事をする必要があるよ!
次章の『工事不要になる3つのパターン』に当てはまる方は光コラボを検討してください。

工事できない場合はモバイル回線を検討しよう

光回線の設備がなく、新たな工事が許可されていないアパートやマンションに住んでいる場合は、工事不要でネットが使えるモバイル回線を検討しましょう。

モバイル回線には、「ホームルーター」と「モバイルルーター」の2種類があります。

ホームルーターは据え置き型のWi-Fiで、モバイルルーターは持ち運んで外でも利用できます。
リコム
ホームルーターやモバイルルーターは無線通信のため。有線の光回線に比べるとどうしても回線速度が劣ってしまいます。できるなら光回線を開通した方が快適な通信が可能ですよ。
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光回線の工事が不要になる3つのパターン

ここでは、光コラボの中でも工事が不要になるパターンを解説します。

工事が不要になるのは以下3つのパターンです。

1.すでに部屋に設備が導入されている
2.フレッツ光から光コラボに転用する
3.光コラボから光コラボに事業者変更する

各パターンごとに光回線の開通にかかる期間と必要な手続き費用が異なります。
工事不要
のケース
開通にかかる期間手続き費用
設備が導入済み
(無派遣工事)
約10日~1ヶ月5,500円
転用約10日~2週間3,300円
事業者変更最短8日3,300円
それでは一つずつ詳しく見ていきましょう。

1.すでに設備が導入されている

過去に光回線の配線設備を導入している場合は、新しい光回線の工事が不要です。

アパートやマンションに住んでいる場合でも、前の住居人が光回線の設備を残している可能性があるので確認してみてください。

設備が導入済みかを確認する方法

光コンセントを見つける
自分の部屋に設備が導入されているかを確認する方法として、光コンセントを見つけるのが1番手っ取り早いです。

多くの場合だと光回線の設備を導入する際は光コンセントを設置することになるので、下の写真のように「光」と書かれた差込口があれば設備が導入されています。
光コンセントの例
ただし、アパートやマンションによっては配線設備として電話線やLANを使う場合があるので、光コンセントはなくても光回線の設備が導入されている場合があります。

光コンセントが見つからない場合は以下で紹介する2つの方法を参考にしてください。
管理会社に問い合わせる
光回線の設備が入っているかどうか、マンションの管理会社に問い合わせましょう。

通常、光回線の工事を行う場合でも管理会社の許可が必要なので、事前に部屋の設備状況を聞いておくことができます。

ただし、管理会社によっては部屋ごとの状況を把握していない場合も多いです。
小林
管理会社に聞いてわからなかったら大家さんに直接聞くのもありだね!
光回線に申し込む
こちらは最後の手段ですが、光回線に申し込めば工事不要かどうか分かります。

光回線は工事が完了する前日までなら無料キャンセルできるので、試しに申し込んでみて工事が必要ならキャンセルしましょう。

工事不要の場合は申し込みから2~3日後に以下のような連絡がきます。
光回線 工事不要時の連絡
このように分かりづらいかもしれませんが、「立ち合い不要」または「無派遣工事」と書かれていたら工事が不要ということです。

利用開始は約10日~1ヶ月後

すでに設備が導入されている場合、申し込みから約10日後に光回線が利用できます。

2月~4月の引っ越しシーズンだと申し込みが多くて1ヶ月ほどかかる場合もありますが、工事を実施する手間がないので通常よりも利用開始の時期が早いです。

申し込みから10日以内に必要なルーター機器が送られてくるので、説明書を見ながら接続・設定を行いましょう。

通常よりも工事費が安くなる

導入済みの設備を使う場合は、通常とは違い「無派遣工事」と呼ばれる工事になります。

通常だと工事費として15,000円~40,000円が発生しますが、光回線によっては無派遣工事の場合2,200円の工事費を支払うだけです。
リコム
すでに光回線の設備が導入されている場合は料金面でもかなりメリットがありますね。

2.フレッツ光から転用する

現在フレッツ光を利用中の方は、転用することで工事が不要になります。

転用とは、フレッツ光から光コラボの光回線に乗り換える方法のことです。工事不要になるだけでなく、フレッツ光の解約違約金もかからないのでお得に乗り換え可能です。
フレッツ光から転用

転用の手続き方法

転用の手続きをするには、フレッツ光で「転用承諾番号」を発行する必要があります。

転用承諾番号を申請する前に以下の情報を用意しておいてください。

・お客様ID or 電話番号
・フレッツ光の利用場所住所
・フレッツ光の利用料金の支払い方法
・契約メールアドレス

申請先は東日本と西日本によって異なり、以下の窓口から手続き可能です。申請した2日~3日後にSMSかメールで送付されます。
●NTT東日本 電話窓口:0120-140-202 WEB窓口:転用番号取得ページ ●NTT西日本 電話窓口:0120-553-104 WEB窓口:転用番号取得ページ
小林
転用承諾番号の有効期限は15日だよ!期限が切れてしまった場合は再度番号を発行すればOK!

利用開始はおよそ2週間後

フレッツ光から転用する場合、乗り換え先の申し込みから大体2週間後に利用可能です。

申し込み後に送られてくるSMSかメールに新しい光回線の利用開始日が記載されていて、何もしなくても自動的に光回線が切り替わります。

転用にかかる費用

転用にかかる費用は、基本的に新しい光回線の事務手数料(3,300円)だけです。

ただ、契約プロバイダによっては解約違約金が発生し、工事費の未払い分が残っている場合は引き続き分割で支払うことになります。

3.光コラボから事業者変更する

光回線の工事が不要になる3つ目のパターンとして「事業者変更」があります。

事業者変更とは、光コラボから他の光コラボに乗り換えることです。例えば、ドコモ光とソフトバンク光は両方とも光コラボなので工事不要で事業者のみ変更できます。
光コラボから光コラボへの事業者変更

事業者変更の手続き方法

事業者変更の手続きをするには、現在利用中の光回線に問い合わせて「事業者変更承諾番号」を取得する必要があります。

現在利用中の光回線に問い合わせて事業者変更承諾番号を発行してもらいます。申請してから2~3日後に承諾番号が送られてくるので忘れないようにしてください。

事業者変更承諾番号の有効期限として決まっている15日以内に、乗り換え先の光回線に申し込んで10桁の番号を伝えましょう。

利用開始は最短8日後

事業者変更で乗り換える場合、最短8日後には新しい光回線に切り替え可能です。

ただし、切り替え前の光回線は月額料金が日割りにならないので、月の初めに切り替えると月額料金が2重で請求されてしまいます。
リコム
できるだけ費用を安く抑えたい方は、切り替え日を月末に設定しましょう。

事業者変更にかかる費用

事業者変更で乗り換える場合、工事費はかかりませんが以下の費用は発生します。

●承諾番号発行手数料(3,300円)
●解約違約金や工事費の残債
●事務手数料(3,300円)

通常の乗り換えと違うのは工事費が発生するか発生しないかだけですが、それでも安く乗り換えられるのでお得です。

工事不要になるおすすめの光回線4選

前の章で紹介した3つのパターンに当てはまる方は、光コラボレーション(光コラボ)のサービスを選べば、工事不要で乗り換えることができます。

光コラボではどれも同じNTT回線が使われているので、通信の速度と品質には大きな違いがありません。「スマホのセット割」と「月額料金」の2つのポイントで選ぶことをおすすめします。

スマホ別でおすすめの光コラボ

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ドコモ光

ドコモ光は、光コラボやフレッツ光からの乗り換えであれば、工事不要で簡単に乗り換えることが可能です。

またドコモユーザーなら、セット割によって家族全員のドコモスマホが毎月最大1,100円割引きされるので、かなりお得。

ドコモのスマホを使っている方が多ければ多いほどメリットがあり、例えば4人家族の全員がドコモユーザーなら合計で毎月最大4,400円もお得になるんです。

月額料金は戸建て5,720円、マンション4,400円で平均的な料金と言えますが、プロバイダのGMOとくとくBBから申し込むと高額キャッシュバックやWi-Fiルーターの無料レンタルなどの特典が受けられます。

さらに、現在は工事費無料キャンペーンが実施されていて、工事が必要な場合でも工事費が一切かかりません。
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ソフトバンク光

ソフトバンクユーザーが選ぶべき光コラボはソフトバンク光一択です。

スマホとのセット割によってソフトバンクのスマホ料金が毎月最大1,000円割引きされます。契約者だけでなく一緒に住んでいる家族全員のスマホが対象です。

ソフトバンクのセット割が受けられる光回線にはNURO光もありますが、NURO光は光コラボではなく独自回線なので必ず工事を実施しないといけません。

この記事で紹介した「工事不要になる3つのパターン」に当てはまる方は、ソフトバンク光に申し込むことでお得に利用できます。
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ビッグローブ光

ビッグローブ光は、auスマホとのセット割が受けられるおすすめの光コラボです。

auユーザーならスマホ料金も毎月最大1,100円割引きされ、ネットとスマホを合わせた毎月の料金が圧倒的に安いです。

月額料金は、戸建て:5,478円 マンション:4,378円と比較的安く、さらに公式サイトのキャンペーンで40,000円の高額キャッシュバックを受け取ることも可能。キャッシュバックではなく月額料金割引を受けることもできますよ。

このように、ビッグローブ光は、料金面とキャンペーン面で他社よりも優れているので、auユーザーはぜひ検討してみてください。
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excite MEC光

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3大キャリア以外のスマホを使っているなら、excite MEC光をおすすめします。

スマホセット割はありませんが、【マンション3,360円/戸建て4,433円】と、相場よりも500円程安く使うことができます。

さらに、一般的な光回線は契約期間があり、途中解約すると1~2万円の解約金がかかりますが、excite MEC光は契約期間の縛りがないので、いつ解約しても解約金0円なのも特徴。

スマホセット割こそありませんが、月額料金も安く、解約金もかからないことから、料金面では引けを取らない光回線と言えます。

より速度が安定しやすくなる、IPv6も標準搭載されているという事もあり、速度に関する利用者の評判も割といいのでぜひ検討してみて下さい。

【光回線以外】工事不要で使えるネット回線

工事不要で開通できる光回線は光コラボのみと解説してきましたが、ここでは光回線以外で工事不要で使えるネット回線を紹介します。

ずばり、モバイル回線を利用すれば工事が不要でネットを使うことができます。自宅メインでネットを使いたい方はコンセントに挿すだけの「ホームルーター」、外でも使いたい方は持ち運べる「ポケットWiFi」を選びましょう。

自宅メインならホームルーター

モバイル回線と言えば持ち運び可能なポケットWiFiが有名ですが、おもに自宅で利用する場合はホームルーターと呼ばれる据え置き型のWi-Fiがおすすめです。

部屋のコンセントにつないで設置するだけで使えて、ポケットWiFiよりも比較的ネットが安定しているというメリットがあります。

中でもドコモが提供している「ドコモhome5G」は速度が一番速く、ドコモスマホセット割も適用されるためおすすめです。
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外でも使うならポケット型WiFi

自宅だけでなく外でもネットを使う方はポケット型WiFiを検討しましょう。

ポケット型Wi-Fiはかなり種類があるため、使用頻度や用途に合わせて自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。

月額料金は1,000円~4,000円程度です。

まとめ

ここまで、光回線の工事が不要になる3つのパターンや、おすすめの光コラボなどを紹介してきました。

光回線の工事を実施すると2週間~2ヶ月間も待たないといけませんし、工事費も発生するので、以下のパターンに当てはまる人は工事不要になる方法で申し込みましょう。

1.すでに部屋に設備が導入されている
2.フレッツ光から光コラボに転用する
3.光コラボから光コラボに事業者変更する

この記事が皆さんのインターネット選びのお役に立てれば幸いです。
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