ドコモ光ミニってどんなプラン?契約しても大丈夫?など気になっていませんか。 ドコモ光ミニとは、ネットの使用量に応じて毎月の料金が決まるプランのことです。 2025年3月いっぱいでサービスの終了することが決まっており、新規契約の受付は2023年3月31日までとなっております。 ドコモ光ミニは基本的にほとんどネットを使わない人でないかぎり料金は安くなりません。プロバイダがセットになっていないプランなので通常のプランよりも高くなる場合が多く、ドコモ光ミニは契約しない方が良いでしょう。 この記事では、ドコモ光ミニをおすすめしない全理由をまとめました。ぜひ、あなたのインターネット選びに役立ててください。
以下の記事ではドコモ光の評判や口コミを詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。⇒『ドコモ光の評判は悪い?🙎💭料金・おすすめプロバイダ・キャンペーンを完全解説』
朝日新聞でも紹介された通信サービスの専門家。2012年から、デパートや大手家電量販でスマホ、モバイルWi-Fiルーター、光回線の販売を行なう。販売の現場で、通信業界の複雑さを痛感。「複雑な通信業界をわかりやすく伝えたい」という想いから、月間60万PVの通信サービス専門のWebメディア「XERA」を運営。2019年度バリューコマースMVPを受賞。現在は、通信サービスの専門家の立場から「livedoor Choice」など複数のWebメディアの記事の監修を行なう。「マイベストプロ」にも掲載中。監修者について続きを表示 ▼
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目次
ドコモ光ミニとは
ドコモ光ミニとは、インターネットの使用料の応じて料金が変わる戸建て限定のプラン。 月間の使用料が200MB以内なら月額4,070円で利用でき、200MB以上使うと一定額がプラスされていって月額7,370円で使い放題になります。
※記載の料金はすべて税抜価格
通常プランの場合は月額5,720円で使い放題なので、インターネットをよく利用される方にはおすすめできないサービスです。
また、ドコモ光ミニはインターネットの最大速度が通常プランより10分の1も遅くなってしまうので快適に利用できるとは言えません。
これから、ドコモ光ミニがおすすめできない理由をじっくりご紹介していきます。
ドコモ光ミニをおすすめしない理由
結論を言うと、ドコモ光ミニは契約するメリットが一つもないサービスなので、おすすめしない全理由を解説していきます。
★ドコモ光ミニをおすすめしない8つの理由1.2025年3月でサービス終了2.月額料金が高い3.スマホのセット割が半分になる4.ドコモ光公式の新規キャンペーンが対象外5.固定電話やテレビを使うなら他サービスの方が安い6.通常より速度が遅い7.映像サービスに加入できいない8.光複数割が適用されない
2025年3月でサービス終了
ドコモ光ミニは2025年3月31日でサービスが終了すると発表されています。 それに伴い、2023年3月31日で新規契約が終了。今契約しても2年後には確実に使用が不可になってしまうということです。 ドコモ光と異なり、プロバイダが別なサービスになるため解約後の手続きなどが面倒になる可能性があります。 以上の理由を考えると今からドコモ光ミニを契約するのはおすすめできません。
月額料金が高い
通常プラン | ドコモ光ミニ | |
---|---|---|
基本料金 | 5,720円 | 2,970円~6,270円 |
プロバイダ料 | ↑上記に含む | 1,100円/月 |
月額料金 | 5,720円 | 4,070円~7,370円 |
通常プランではプロバイダがセットになっていますが、ドコモ光ミニはプロバイダなしのプランなので別で契約しないとインターネットを利用することができません。 つまり、プロバイダ料込みだと月額料金が4,070円~7,370円と割高になってしまうんです。
200MB以内で使うなら安くなるが…
ドコモ光ミニは200MB以内しかネットを使わない人にとっては月額4,070円の格安料金で利用できますが、月間200MBというとYouTube動画を20分ぐらい見ただけであっという間に超えてしまいます。 ドコモ光の公式サイトでは以下の目安が記載されていました。検索やメールしか使わない人は200MBを超えずに利用可能です。※引用元:ドコモ光公式サイト検索やメールしか使わない人は200MBを超えずに利用できますが、スマホの通信量だけでも足りるのでわざわざネット回線を契約する必要がありません。
200MB以上使うと30円ずつ高くなる
ドコモ光ミニは使用量が200MBを越えると10MBあたり30円ずつ料金が高くなっていき、通信量700MB使うと、通常プランと同じ月額料金(5,720円)になります。 通常プランよりも安くするには月間700MBを超えてはいけません。 しかし、YouTube動画を1時間見ただけで月間700GBを超えてしまうので、何度も言いますがドコモ光ミニを契約するメリットはないでしょう。
スマホのセット割が半分になる
ドコモ光ミニでも通常プランと同じように「ドコモ光セット割でスマホ料金を安くすることができますが、割引額は半分になってしまいます。
スマホプラン | 通常プラン | ドコモ光ミニ |
---|---|---|
ギガホ(30GB) | 1,100円/月 | 550円/月 |
ギガライト (3GB超~7GB) | 1,100円/月 | 550円/月 |
ギガライト (1GB超~3GB) | 550円/月 | 220円/月 |
あまりインターネットを使わない人向けのギガライト(1GB超~3GB)は、ドコモ光ミニとセットにしても毎月220円しか安くなりません。 家族でドコモユーザーが1人だけの場合は大した差にならないかもしれませんが、ドコモ光ユーザーが複数いる場合は一人ずつ割引されるので大きな差になります。 たしかにインターネットをあまり利用しない場合はドコモ光ミニで安くなるかもしれませんが、サービスや特典で劣ってしまうのでドコモの通常プランに申し込む方がおすすめです。
新規申し込みキャンペーンが対象外
ドコモに問い合わせてみたところ、ドコモ光ミニでは通常プランで実施されている新規申し込みキャンペーンが対象外になります。 ※対象外になる公式キャンペーン ・dポイント1万円分プレゼント 現在、dポイント(最大20,000ポイント)を受け取れるキャンペーンが実施されていますが、ドコモ光ミニではdポイントが受け取れないので注意しましょう。 ただ、もう一つ実施されている「新規工事料無料特典」のキャンペーンは適用されるので安心してください。 それでも、プロバイダ料・スマホとのセット割・キャンペーンをふまえて考えるとドコモ光ミニは全く安くならないと言えます。 ドコモ光のキャンペーンについては『ドコモ光のキャンペーン30社を徹底比較!乗り換え・転用・新規はどこで契約がお得?』をご覧ください。
固定電話やテレビを使うなら他サービスの方が安い
固定電話やテレビサービスを使いたい人はドコモ光ミニでも契約できますが、あまりネットを利用しないのであれば他サービスと比べて料金が高くなります。 固定電話を使いたい人は、NTT加入電話のライトプランであれば月額2,145円で利用できるので光電話よりも料金が安いです。 またテレビで地デジを観たい人は、ネット回線のテレビサービスを利用するよりアンテナを設置(設置工事費:3万円~4万円)した方が長期的に考えてお得になります。
通常より速度が遅い
公式サイトによると、ドコモ光ミニは通常プランより最大速度が10分の1も遅いです。 ネット回線の速度は以下のようにGbps(ギガ)やMbps(メガ)の単位で表記されます。 通常プラン⇒最大1Gbps(1,000Mbps) ドコモ光ミニ⇒最大100Mbps 一般的にネット回線の速度は10Mbps以上出ていれば快適と言われているので十分な数値ですが、上の最大速度はあくまで理論的な数値なので実際の速度とは大きく異なります。 利用環境によっては通常プランでも10Mbps程度しか出ない場合があり、ドコモ光ミニでは更に遅くなる可能性が高いので要注意です。
映像サービスに加入できない
ドコモ光ミニの場合、「スカパー!」と「DAZN for docomo」は加入できますが、「ひかりTV for docomo」には加入できません。 地デジだけでなくさまざまなジャンルのチャンネルが観たい人は、映像サービスへの加入がおすすめです。 ひかりTV for docomoは、dTVやdTVチャンネルも追加料金なしで見ることができるお得なサービスなので、ドコモ光の通常プランで契約することをおすすめします。
光複数割が適用されない
ドコモ光ミニでは光複数割が適用されません。 光複数割とは、家族の同一グループ内でドコモ光を2回線以上利用している場合に、1回線ごとに330円割引されるサービスです。 光複数割は、他社では実施されていないドコモ光唯一のお得な割引サービス。ドコモ光の通常プランを契約すれば適用されるのでおすすめです。
まとめ
ここまでお話ししたように、どんなにネットの使用量がそんなに多くない人でも、ドコモ光ミニを契約するメリットはないことが分かりました。 ドコモ光ミニを契約するぐらいなら、ドコモ光の通常プランを契約した方がおすすめです。
福岡県出身。早稲田大学在学中にネット回線メディア立ち上げた。2013年に大学卒業後、大手通信会社に就職。ネット回線・携帯の販売業務を経験後、販売企画戦略マネージャーとして従事。2020年3月に独立し、ネット回線メディアの拡大中。記事を読んだ方が「一番最適な光回線を選べること」や「快適にインターネットを使えるようになる」ことを目的にサイトを運営しています。所有資格はネットワークスペシャリスト。X(Twitter) 執筆者について続きを表示 ▼