
ドコモ光のIPv6って何?本当に速度が速くなるの?など気になっていませんか。 IPv6とは、従来のIPv4接続から新しくなった比較的ネットが混雑しにくくなる接続方法のこと。IPv6を接続することによってドコモ光の速度が速くなる傾向にあります。 他社でもIPv6接続に対応しているネット回線が多いですが、ドコモ光ならIPv6の中でも特に速さに定評がある「V6プラス」が利用可能。 この記事では、ドコモ光のIPv6について以下の内容を中心に紹介していきます。 ・そもそもIPv6とは何か? ・ドコモ光IPv6対応プロバイダの選び方は? ・IPv6対応プロバイダのおすすめは? ・ドコモ光でIPv6を利用する方法は? 結論、ドコモ光のIPv6対応プロバイダを選ぶならv6プラス対応ルーターが無料レンタルできる「GMOとくとくBB」がおすすめなので、ぜひ申し込みを検討してみてください。
以下の記事ではドコモ光の評判や口コミを詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。
⇒『ドコモ光の評判は悪い?🙎💭料金・おすすめプロバイダ・キャンペーンを完全解説』
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福岡県出身。早稲田大学在学中にネット回線メディア立ち上げた。2013年に大学卒業後、大手通信会社に就職。ネット回線・携帯の販売業務を経験後、販売企画戦略マネージャーとして従事。2020年3月に独立し、ネット回線メディアの拡大中。記事を読んだ方が「一番最適な光回線を選べること」や「快適にインターネットを使えるようになる」ことを目的にサイトを運営しています。所有資格はネットワークスペシャリスト。現在は電気通信主任技術者になるべく勉強中です。X(Twitter) 監修者について続きを表示 ▼
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目次
ドコモ光のIPv6とは?
ドコモ光のIPv6とは、ネット回線でネットを利用するための接続方法のことです。 これまではIPv4接続を使用するのが一般的でしたが、ユーザーが増えすぎたことでパンク状態になっているのが現状。そこで新しく登場したのがIPv6接続となっています。 つまり、IPv6接続は従来のIPv4接続よりも比較的ネットが混雑しにくい傾向にあるということ。下図のように道路で例えると、IPv4は道路が狭いためネットが混雑しやすく、IPv6は道路が広くて混雑しにくいイメージです。
※引用元:ドコモ光公式サイト
ドコモ光の場合、選ぶプロバイダによって対応しているIPv6の種類が異なるので、IPv6対応のプロバイダ選びが重要になります。 さらにプロバイダによっては申し込み手続きや設定が不要だったり、IPv6対応のルーターが無料レンタルできたりなど、比較すべきポイントが多いので詳しく見ていきましょう。
ドコモ光IPv6対応プロバイダの選び方
ドコモ光でIPv6接続に対応しているプロバイダを選ぶポイントは以下の3つです。 ★IPv6対応ルーターを選ぶ3つのポイント ・v6プラスに対応しているか? ・申し込みや設定が不要か? ・Wi-Fiルーターを無料レンタルできるか? それでは、ドコモ光の全プロバイダを一覧にして上のポイントで比較しました。
プロバイダ | IPv6の種類 | 申し込み | 無料ルーター |
---|---|---|---|
ドコモnet | v6プラス | 不要 | なし |
ぷらら | v6プラス | 不要 | ○ |
GMOとくとくBB | v6プラス | 不要 | ○ |
@nifty | v6プラス | 不要 | ○ |
DTI | v6プラス | 必要 | ○ |
andline | v6プラス | 必要 | ○ |
BIGLOBE | v6プラス | 不要 | ○ |
SIS | v6プラス | 必要 | ○ |
hi-ho | v6プラス | 必要 | ○ |
ic-net | v6プラス | 必要 | ○ |
タイガースドットコム | v6プラス | 必要 | なし |
エディオンネット | v6プラス | 必要 | なし |
シナプス | IPoE IPv6 | 必要 | なし |
BB.excite | v6プラス | 必要 | なし |
楽天ブロードバンド | IPoE IPv6 | 必要 | なし |
TikiTiki | PPPoE IPv6 | 不要 | なし |
ネスク | PPPoE IPv6 | 必要 | なし |
01光コアラ | PPPoE IPv6 | 必要 | なし |
OCN | v6プラス | 必要 | ○ |
@TCOM | v6プラス | 不要 | ○ |
TNC | PPPoE IPv6 | 不要 | なし |
@ちゃんぷるネット | v6プラス | 必要 | なし |
ASAHIネット | IPoE IPv6 | 不要 | なし |
WAKWAK | v6プラス | 不要 | なし |
ドコモ光の選べるプロバイダは上の全24社。プロバイダによってIPv6サービスは異なるので、選ぶポイントを軸にそれぞれのメリットや注意点を紹介していきます。
v6プラス対応を選ぶ
ドコモ光を快適に利用するためにIPv6は必須ですが、なかでも速度が速い傾向にある「v6プラス」対応のプロバイダを選びましょう。 IPv6には3種類あり、どの種類を採用しているかによって従来のIPv4接続からどれくらい速度が改善するのかが変わってきます。
●PPPoE IPv6:速度はほとんど変わらない
●IPoE IPv6:一部サービスのみ速くなりやすい
●v6プラス(IPv4 over IPv6):全体的に速度が速くなりやすい
●IPoE IPv6:一部サービスのみ速くなりやすい
●v6プラス(IPv4 over IPv6):全体的に速度が速くなりやすい
なかでも、v6プラス(IPv4 over IPv6)は全体的に通信速度が速くなりやすいです。 従来のIPv4通信のみ対応のWEBサイトを閲覧する場合は、基本的にIPv4接続しないといけませんでしたが、v6プラスなら下の図のようにIPv6通信と同じように接続できます。
24社あるドコモ光プロバイダの中でも、v6プラスに対応しているのは17社です。 知名度が高い「GMOとくとくBB」や「@nifty」「ぷらら」「OCN」などのプロバイダも含まれるので、後ほど紹介する2つのポイントを比較したうえで選ぶようにしてください。
申し込み・設定不要を選ぶ
IPv6接続を利用するために、申し込みや設定が必要になる場合があります。 例えば、ドコモ光×DTIの場合は開通工事が完了してから以下のような手続きが必要になり、開通してからIPv6接続が使えるまでに1~2週間ほど時間かかってしまいます。
※参考(DTIのIPv6申し込み手順)
1.DTIの専用ページにアクセス
2.「IPv6(IPoE)接続」の右にある「申し込み」をクリック
3.同意事項のチェックボックス(3箇所)にチェック
4.利用希望日を選択
5.申し込み完了
6.利用可能になるとメールが届く
7.IPv6利用開始(申し込みから1~2週間後)
1.DTIの専用ページにアクセス
2.「IPv6(IPoE)接続」の右にある「申し込み」をクリック
3.同意事項のチェックボックス(3箇所)にチェック
4.利用希望日を選択
5.申し込み完了
6.利用可能になるとメールが届く
7.IPv6利用開始(申し込みから1~2週間後)
v6プラスに対応しているプロバイダの中でも、申し込みと設定が不要なのは「GMOとくとくBB」や「ぷらら」などを含む7社のみ。 ドコモ光の工事が完了したら自動的にv6プラスが利用できるので、面倒な手続きや設定がいらないのは大きなメリットです。
ルーターの無料レンタルを選ぶ
ドコモ光のプロバイダによってはIPv6対応のWi-Fiルーターを無料レンタルできます。 現在、IPv6対応のWi-Fiルーターを無料レンタルできるプロバイダは以下の10社です。
プロバイダ | メーカー 型番 | 最大速度 |
---|---|---|
GMOとくとくBB | BUFFALO製 WXR- 1750DHP2 | 1733Mbps |
NEC製 Aterm WG1900HP2 | 1733Mbps | |
ELECOM製 WRC-2533GST2 | 1733Mbps | |
DTI | ELECOM製 WRC-1167GST2H | 867Mbps |
ぷらら | IODATA WN-PL1167EX01 | 867Mbps |
@nifty | ELECOM製 WRC-1167GST2H | 867Mbps |
BIGLOBE | NEC製 Aterm WG1200HP3 | 867Mbps |
andline | ELECOM製 WRC-1167GST2H | 867Mbps |
hi-ho | ELECOM製 WRC-1167GST2 | 867Mbps |
SIS | IODATA WN-AX1167GR | 867Mbps |
ic-net | IODATA WN-AX1167GR | 867Mbps |
OCN | NEC製 コム端末 | 867Mbps |
無料レンタルできるWi-Fiルーターを比較したところ、GMOとくとくBBが最も通信速度が速く高性能なルーターだと言えます。 ぷららやBIGLOBE、@niftyなどの他社Wi-Fiルーターでも十分な速度が出ますが、せっかくならより速度が出やすいGMOとくとくBBのWi-Fiルーターを選ぶ方が安心です。 また、過去に購入した市販ルーターを利用している場合、たとえIPv6対応でもv6プラスは非対応のケースがほとんど。市販ルーターの仕様を確認し、v6プラス非対応の場合はプロバイダで無料レンタルしましょう。
ドコモ光IPv6対応のおすすめプロバイダ
ここまでお伝えしてきたように、ドコモ光のIPv6対応プロバイダを選ぶ3つのポイントを全て満たしている以下の4社がおすすめです。 ・「GMOとくとくBB」 ・「@nifty」 ・「BIGLOBE」 ・「ぷらら」 上のプロバイダであれば、速度が比較的速くなりやすいv6プラスに対応していますし、面倒な申し込み・設定が不要で、v6プラス対応のルーターが無料レンタルできます。
おすすめはGMOとくとくBB
結論、ドコモ光のIPv6対応プロバイダの中でも、GMOとくとくBBが1番おすすめです。 v6プラス対応の高性能ルーターがレンタルできるだけでなく、公表されている実際の速度に期待できますし、万が一遅い場合はポイント還元してくれる特典が用意されています。
高性能なv6プラス対応ルーターがレンタル無料
GMOとくとくBBならv6プラス対応のWi-Fiルーターが上の3種類から選べます。 どれを選んでも最大1,733Mbpsの速度で利用できる高性能なルーターなので、他社プロバイダが提供しているルーターよりもドコモ光の速度が出やすい傾向にあるでしょう。 GMOとくとくBBならv6プラスを使うために面倒な申し込みや設定は不要です。ルーターをつなげて30分待てば自動的に接続されます。
マンションの速度も期待できる
マンションで利用する場合でも、GMOとくとくBBなら比較的速度に期待できます。 マンションだと1本のネット回線を各部屋でシェアしている仕組みになっていて、必然的に速度が遅くなりやすいのですが、v6プラスを利用していれば快適にネットが利用可能です。 特に僕が住んでいるマンションは速度が遅くなりやすい電話線を使用したVDSL方式の建物ですが、以下のように朝10時台(左)と夜20時台(右)でも100メガ近く速度が出ています。
通常、VDSLマンションだと最大100メガが限界と言われているので、GMOとくとくBBなら最大限速く利用できる可能性が高いです。 もちろんネット回線の速度はプロバイダやIPv6接続だけでなく、周りの環境や利用場所によっても大きく左右されますが、他社と比べると間違いなく快適に利用できるでしょう。
v6プラスでも遅い場合はポイント還元
GMOとくとくBBでは、v6プラスに接続しているのに速度が100メガを下回っている場合、ポイント還元の特典が受けられます。 毎月100円相当のGMOポイントしか還元されないのでそこまでお得感はありませんが、遅い場合の特典が用意されているほど速度に自信があるプロバイダということ。 GMOとくとくBBは、v6プラス提供事業者である日本ネットワークイネイブラー株式会社から3年連続で『v6プラス最優秀パートナー賞』を受賞しているので、実績と信頼があるプロバイダと言えるでしょう。
ドコモ光でIPv6を利用するまでの流れ
ここからは、ドコモ光でIPv6接続を利用するまでの流れをわかりやすく解説します。 1.IPv6対応ルーターを用意する 2.IPv6接続の設定を行う 3.IPv6接続されたか確認する それでは詳しく見ていきましょう。
1.IPv6対応ルーターを用意する
まず、ドコモ光のIPv6に対応しているWi-Fiルーターを用意する必要があります。 「ドコモnet」や「ぷらら」「OCN」のようにドコモ光提供のルーターでないとIPv6接続できない場合があり、一方で「GMOとくとくBB」や「@nifty」などはv6プラス対応なら市販のルーターでも利用可能です。
プロバイダ | 対応機器 |
---|---|
ドコモnet | ・ドコモ光ルーター01 |
ぷらら | ・ドコモ光プロバイダ提供のルーター ・「OCNバーチャルコネクト」対応のドコモ光電話対応ルーター ・ドコモ光ルーター01 |
GMOとくとくBB | ・ドコモ光プロバイダ提供のルーター ・「v6プラス」対応のドコモ光電話対応ルーター ・ドコモ光ルーター01 ・「v6プラス」対応ルーター |
@nifty | ・ドコモ光プロバイダ提供のルーター ・「v6プラス」対応のドコモ光電話対応ルーター ・ドコモ光ルーター01 ・「v6プラス」対応ルーター |
BIGLOBE | ・ドコモ光プロバイダ提供のルーター ・IPv4 over IPv6対応のドコモ光電話対応ルーター ・ドコモ光ルーター01 ・オプション提供するルーター |
OCN | ・ドコモ光プロバイダ提供のルーター ・ドコモ光ルーター01 |
@TCOM | ・ドコモ光プロバイダ提供のルーター ・「v6プラス」対応のドコモ光電話対応ルーター ・ドコモ光ルーター01 ・「v6プラス」対応ルーター |
上の表では代表的なプロバイダのIPv6接続に必要な対応機器を書いています。その他のプロバイダについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。 このように現在利用中のプロバイダに適したWi-Fiルーターを用意しないとIPv6接続できない場合があるので注意しましょう。
2.IPv6接続の設定を行う
IPv6対応のWi-Fiルーターを用意したら、契約先のプロバイダによって設定が不要な場合と必要な場合2パターンに分かれます。
設定不要の場合は自動接続される
IPv6の申し込みや設定が不要なプロバイダでは、自動的にIPv6が接続されます。 例えば、GMOとくとくBBのv6プラス対応ルーターをレンタルしている場合は、ルーターをつなげてから約30分経てば自動でv6プラスに接続される仕組みです。
設定が必要な場合【バッファロー編】
プロバイダによってはIPv6オプションへの申し込みとルーターの設定が必要です。 各プロバイダでIPv6オプションへの申し込みが完了したらWi-Fiルーターの設定も忘れないようにしましょう。ここではバッファロー製ルーターの一般的な設定方法を紹介します。
スマホのブラウザにIPアドレスを入力
無線接続したスマホからSafariなどのブラウザを起動し、Wi-FiルーターのIPアドレス(初期値は「192.168.11.1」)を入力します。 ログイン画面が表示されたら、ユーザー名・パスワードを入力してログインしましょう。
詳細設定からIPアドレス取得方法を選択
設定画面が表示されたら、「詳細設定」⇒「Internet」-「Internet」⇒「IPアドレス取得方法」に移動し、プロバイダで利用できるIPv6の種類を選択します。 v6プラス対応のプロバイダを申し込んでいる場合は、下の図のように「v6プラスを使用する」にチェックを入れましょう。
3.IPv6接続されたか確認する
1時間ほど経ってから、実際にIPv6に接続されているかどうかを確認しましょう。 ドコモ光に接続した端末で専用リンクにアクセスすれば、自動的にIPv6接続されているか判定してくれます。(⇒判定はこちら) Wi-Fiルーターの設定が完了しているのにIPv6接続されない場合は、契約先のプロバイダに問い合わせて確認してみてください。
まとめ
ここまで、ドコモ光のIPv6に関する全情報を紹介してきました。 ドコモ光のIPv6はプロバイダによって種類が分かれていて、なかでも特に速度の速さに定評があるv6プラスがおすすめです。 GMOとくとくBBならv6プラスに対応していますし、申し込みや設定が不要で、さらに高性能なWi-Fiルーターを無料レンタルできるので、これから申し込む人はGMOとくとくBBを検討してみてください。 他にも「ぷらら」や「BIGLOBE」「@nifty」であれば、GMOとくとくBBと同様にIPv6サービスを快適に利用できるでしょう。 この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。

福岡県出身。早稲田大学在学中にネット回線メディア立ち上げた。2013年に大学卒業後、大手通信会社に就職。ネット回線・携帯の販売業務を経験後、販売企画戦略マネージャーとして従事。2020年3月に独立し、ネット回線メディアの拡大中。記事を読んだ方が「一番最適な光回線を選べること」や「快適にインターネットを使えるようになる」ことを目的にサイトを運営しています。所有資格はネットワークスペシャリスト。現在は電気通信主任技術者になるべく勉強中です。X(Twitter) 監修者について続きを表示 ▼